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最終更新日: 2018-11-14 13:25:00
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2018年01月01日 00:00
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「平和の祭典」に水を差す北韓の挑発<3>
すべての安保能力を結集しテロに備えよ

 北韓の”前歴”を勘案すると、平昌五輪が無事に行われるだろうという期待は、はかない幻想であることがわかる。北韓は、韓国が国際的なスポーツイベントを開催するたびに、挑発を繰り返してきた。
1986年9月のソウルアジア大会時には、開幕6日前に金浦空港で爆弾テロを起こした。5人が死亡、33人が重軽傷を負った。後日、金日成政権が、アブ・ニダルというパレスチナのテロ組織のリーダーに約500万ドルを渡していたことが明らかになった。
87年11月には、115人の乗務員・乗客全員が死亡した大韓航空機爆破事件が起きた。88年のソウル五輪を妨害するためのテロだった。韓国当局に逮捕された実行犯・金賢姫の供述で詳細が明らかになっている。
北韓は2002年6月、日本とのサッカーワールドカップ共催で韓国中が沸く中、挑発を敢行した。北韓の警備艇2隻が西海(黄海)のNLL(北方限界線)以南に侵入し、韓国軍の艦艇に向かって無差別砲撃を加えたのだ。いわゆる第2延坪海戦だ。
北韓の先制砲撃で始まった海戦で、韓国軍は6人が戦死、19人が負傷した。北韓は14年9月、仁川アジア大会の直前にも、短距離ミサイルを発射し、同時期に西海NLLで韓国艦艇に向かって砲撃を加えた。
こうした過去の挑発行為を思い起こせば、平昌五輪が無事に終わると考えることのほうが難しい。北韓が何かしらのテロを画策している可能性は多分にある。
18年年初、韓半島をめぐる安全保障環境は、分断以来最悪と呼ばれるほど緊張が高まっている。特に、北韓が昨年11月下旬に発射した大陸間弾道ミサイル(ICBM)は、通常の軌道で発射すれば米国の首都ワシントンに達すると分析されており、米国を騒然とさせた。米国の対北先制打撃論も、オプションの一つとして考えられている。
平昌は、ソチ五輪レベルにまで緊張感を高める必要があるのかもしれない。ロシアのプーチン大統領は4年前のソチ五輪で「鋼鉄のリング安保作戦」を繰り広げた。大会直前まで、ロシアの近くで複数回テロが発生したが、この作戦は本番で効果を発揮した。大会期間中に起きたテロや安全保障上の脅威はゼロ。ロシアが軍と警察、FSB(旧KGB)まで外交安保力量を総動員して安保体制を強化したからだ。観客が集まる所にバルーン型の偵察衛星を浮かべ、テロリストの疑いがある者を探し出す。競技場近くには迎撃用ミサイルまで配備した。検問も徹底して行い、電車やバスなどの駅では、乗客の身分と、彼らの手荷物を入念にチェックした。「鋼鉄」の名にたがわず、実際の軍事作戦を彷彿とさせる安全保障作戦だった。
平昌が五輪の一ページに成功の歴史を刻むためには、一にも二にも安全という意識を土台に、韓国が持っているすべての安全保障能力を総結集させることが最善だ。

2018-01-01 9面
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