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最終更新日: 2026-02-25 11:29:37
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2026年02月25日 09:18
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民団中央本部 第80回定期中央委開く
組織活性に向け協議

 在日本大韓民国民団中央本部(金利中団長)の「第80回定期中央委員会」が18日、都内で開かれた。創立80周年の節目を飾る企画がソウルで10月に開催される見通しなどが述べられた。今回は、組織の正常化を印象付けようとする執行部に対し、地方本部からは、中央による権限集中や、規約運用の妥当性を問う鋭い疑問の声が上がる一幕があった。

自由民主体制を問う

 民団中央本部は都内の韓国中央会館で「第80回定期中央委員会」を開催、全国から代議員130人(定員195人)が出席、成立した。国民儀礼・国歌斉唱・黙とうを行った後、權清志副議長が開会辞を述べた。

■三機関長あいさつ

委員点呼・成立宣言に続き登壇した任泰洙議長がはじめに三機関長としてあいさつを行った。「現体制の出帆から2年が経過した。振り返ると、これまで何を成し遂げられたのかという気持ちがある。本来の目的意識を共有し、足並みを揃え民団としての向上を願う意味で、今日の場は試金石になるだろう」と述べた。
続いて、金利中団長は主催者あいさつの中で、「80周年を迎える、短くはない歴史を有する私たちだが、何よりも進めなければならないのは組織基盤の整備。地域社会との連携など課題が多い。昨年の『MVP資料集』を教科書の1ページとして活用し、残りの任期を80周年の新たな一歩へと進むため、真摯に取り組みたい」とした。
最後に金春植監察委員長は、当日に集まった全ての関係者の協力に対し感謝を述べてから、「排外的な言動の台頭、第二の高齢化といわれる組織離れの問題など、一朝一夕では解決できない課題が山積している。これらを危機ではなく機会に変えていけるように前向きに変わっていかなければいけないと考えている」とし、「信頼される組織への発展のために、皆さまの良識を信じている」と結んだ。

■組織活性に向かう議論

議決機関・執行機関・監察機関の報告まで行われてから「質疑」の後、各班(企画Ⅰ・Ⅱ、組織、生活、文教)で行われた分科委員会では、(1)2025年度に新設された「民団LINE公式アカウント」(現状約700人が登録)の活用(2)『民団新聞』紙の活性化・内容の充実化(3)「同胞社会地位向上セミナー」ほか広報体制の整備(4)災害発生時の非常時ハンドブック作成(5)在外投票の登録者増加などを巡り、活発な意見交換がなされた。
李純午・民団宮城県本部団長からは具体的に、「休会状態となっている青年会地方本部とその地域の民団地方本部が協力し会活動を再開に向かわせるなどの動きが重要だろう」と意見が上がった。

■「検証」の在り方に賛否

本会議の終盤「其他」の場で焦点となったのは「第55期組織混乱事態検証特別委員会」の報告だった。配布された報告書では、過去3年間の混乱を「一部勢力による規約無視」と断じられた。これに対し、一部の代議員からは「事実の一側面のみを強調し、批判的な意見を排斥する独善的な総括ではないか」との批判が上がった。前執行部の特定の人々らを排斥しようとする意図が含まれた表決は、過半数の支持を得るに至らない場面があり、組織の分断を回避しようとする代議員らの存在感が際立った。
いかなる議題の表決であっても、代議員らの多数決に基づき判決を定める方式こそ、自由民主主義に基づく民団の第一条綱領の文言に則った在り方だろう。午前中には、中央監察委員会による地方支部への懲戒処分を巡り、民団東京本部と同会との意見の相違に場が騒然となる一幕があった。
ある地方本部の関係者は、「今の民団に問われているのは、議会の場に上程する以前の当事間者同士の会話や対話ではないか。民団には上意下達の強権ではなく、多様な声を許容する本来の〝民主的な包容力〟こそ求められなくてはならない」としている。

18日、定期中央委の箔をつけて前執行部を糾弾しようとした表決は、代議員らの過半数を割る結果となった

2026-02-25 4面
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