金正恩が、中距離弾道ミサイル「北極星2」の大量生産と実戦配備を指示した。射程2000キロ前後とみられる北極星2は、日本全土を攻撃可能。在日米軍への攻撃を担当する部隊にも配備される。
ミサイルは、固形燃料を用い、移動式発射台から「コールド・ローンチ」方式で発射されるため、事前探知が困難だ。北韓が多様なミサイルを連続して試射しているのは、短距離ミサイルからICBMまで統合ミサイル体系の構築を狙っているためと分析される。
北極星2の脅威に直接さらされる日本では、従来の防衛システム(宇宙空間で迎撃するSM3と、地上近くで迎撃するPAC3)では不十分と判断。その中間をカバーするTHAADや陸上配備型イージス(イージス・アショア)の配備も検討されている。 |