韓日両国間の相互好感度は歴史的な高水準を維持している。尹錫悦前政権時代に始まった改善傾向は、李在明政権に移行した後も途切れず続いている。両国国民の意識は、外交政策の変化や文化交流の深化により、過去の対立を超えた安定した友好関係を示唆するものだ。
韓国国民の日本に対する好感度を見てみる。尹前政権発足後の2022年頃から顕著な上昇が見られた。東アジア研究院の2025年8月調査(約1600人を対象)では、13年の開始以来、好印象を持つ割合が徐々に増加。25年には52・4%に達し、過去最高を更新した。前年の41・7%から10ポイント以上の伸びだ。一方、悪い印象を持つ割合は37・1%に低下している。この変化は、特に若い世代で顕著だ。20代や30代の男性を中心に、日本の大衆文化に親しんだ経験が好感を高めている。
1998年から段階的に開放された日本のアニメや漫画、ゲームが、幼少期の記憶としてポジティブに作用した結果だ。韓国リサーチの定期調査では、好感度を温度で表す指標(0度から100度)で25年10月に44・1度を超え、歴代最高を記録した。米国などの好感度と並んで上昇基調にある。
尹前政権のシャトル外交再開や、韓日米の協力強化が背景にあり、李在明政権下でも外交の安定が好感を支えている。
一方、日本国民の韓国に対する好感度も、韓流ブームの定着以降、着実に向上している。内閣府の「外交に関する世論調査」(2024年10月実施、25年公表)によると、韓国に親しみを感じる割合は56・3%となった。これは「親しみを感じる」(14・1%)と「どちらかというと親しみを感じる」(42・2%)の合計で、前回比3・5ポイント増。親しみを感じない割合は43・0%に減少した。年齢別では18~29歳の若年層で高く、女性の方が肯定的だ。このトレンドは18年頃の20%台から始まり、20年に40%台、23年に50%台へ到達。韓流の影響が大きい。KPOPやドラマ、映画などの文化コンテンツが好感要因の64%以上を占め、18年の20%台から25年には42・2%まで上昇したというデータもある。
全体として、外国人の韓国好感度は文化体育観光部の「2025年度大韓民国国家イメージ調査」によると82・3%と過去最高を記録。日本からの貢献も急上昇し、経済や観光の交流が後押ししている。韓国企業の日本進出増加や、結婚件数の40%増(24年1176組)も、日常レベルの親近感を反映する。
人的交流はさらに加速。25年の訪日外国人観光客数は4268万人を超え、過去最高を大幅更新したが、国別では韓国人が首位で、946万人(推計値)と最多。12月単月でも361万7700人で12月過去最高、韓国人が97万4200人とトップを維持。航空便増便や円安効果が寄与した。一方、韓国への日本人訪問者も増加傾向で、両国間の往来はコロナ前を上回る活況を呈している。
これらの統計は、韓日関係の転機を示す。尹前政権の対日協力路線が好感度を押し上げ、李在明政権の継続的な外交努力がそれを定着させた。韓流のグローバル化は、日本国内で韓国文化の受容を促進。26年現在、両国間の観光客数はコロナ前を上回り、経済連携も強化されている。こうした事実が、未来の安定した関係を予感させる。
|