一般社団法人「成田市サッカー協会」(宇野雅人会長)は千葉県成田市の重兵衛スポーツフィールド中台で先月29日、「第5回桜internationalソサイチサッカー大会inNARITA」を開催。今年は男子の部に、仁川(韓国)、成田(日本)、タイ・ブラジル・ペルー(在日)の各チームが参加。女子の部に男性シニアも加わり、国際色豊かな老若男女が全力でプレーした。当日は雨もようの中、総当たり戦でしのぎを削った。
はじめに、開会式で宇野会長が主催者あいさつを行った。また、小泉一成・成田市長が来賓あいさつを述べた。小泉市長は、「成田市は多文化共生を目指している。大会を通じて選手同士の友好・友情を築いてもらいたい」とした。
続いて、高炳佑・在日本大韓民国民団千葉県地方本部常任顧問があいさつした。「今年は国交正常化60周年に当たる。仁川・成田のサッカー交流は20年以上行われてきた実績を持っている。これからの将来も友好を引き継げるようにしたい」とした(高常任顧問は成田シニアの選手として試合にも参加)。
鄭鳳俊・仁川広域市中区サッカー協会会長は、「毎年3月にこの大会に招待してもらっている。来年も皆さんと顔を合わせられるよう、今回の大会でもいいプレーをできるようにしたい」とあいさつした。
仁川広域市中区と成田市は1998年に友好提携を締結、翌年から10月に「成田市・仁川広域市中区日韓交流サッカー大会」を定期開催。近年は春と秋の2度大会を開催、20年以上交流を続けている。
今回の大会の男子の部では、仁川チームが唯一他チームに全勝し総合優勝に輝いた。女子の部は浦安+NBSチームが優勝。
仁川チームと成田チームの試合風景(成田市サッカー協会提供、写真撮影:飯嶋一扶) |