北朝鮮帰国者の生命と人権を守る会は15日、都内で有田芳生立憲民主党衆議院議員を招き、講演会を開催した。
テーマは「拉致問題の解決方法を探る――田中実氏と金田龍光さんの情報開示を巡って」。35人が参加した。
セミナーでは(1)トランプ政権と北朝鮮(2)石破茂政権と拉致問題(3)安倍晋三政権と拉致問題(4)岸田政権時代の評価(5)拉致問題の「解決」とは何かなどについて話された。
有田氏は、横田滋さん・早紀江さん夫妻とめぐみさんの娘のキム・ウンギョンさんとの面会が、モンゴル・ウランバートルで実現した背景を語った。ストックホルム合意が実現したことなどを例に、人道問題の進展が両国の政治交流につながり、拉致問題解決へ結びつく可能性があるとした。
また、2013年にタイ・バンコクで日本・北韓の政府関係者が接触したが、話し合いは進展しなかったとした。さらに「連絡事務所」構想の重要性を指摘した。
有田議員(左)と佐伯浩明・守る会代表理事
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