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最終更新日: 2024-09-04 14:21:51
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2024年06月04日 12:43
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従北勢力が跋扈する国会
悪用される自由民主主義

 4月に実施された4年に1度の韓国総選挙の結果は、従北勢力が騒がしく跋扈するであろう国会構図となった。
疑惑のデパートのような輩が裁判中にもかかわらず当選し、タマネギ男と称された輩も当選した。さらには正祖(在位1776~1800年)、高宗(1863~1907年)、李退渓(李滉)、朴正熙など韓国の精神文化に少なからずの功績を残している人物を、「性に狂った人間のくず」などと暴言、「梨花女子大学初代総長の金活蘭は梨花女子大生に性上納させた」などと誹謗中傷している破廉恥漢までが当選している。他にも「天安撃沈と書くマスコミはすべて偽物」などの暴言・妄言を臆面もなく吐いた輩どもや不動産融資問題の輩も当選した。
野党当選者の4分の1は前科者あるいはそれらと同類の輩だと指摘されている。子供の入試不正などにより1審・2審で懲役2年の実刑判決を受けた輩や、蔚山市長選挙介入事件で1審で懲役3年の判決を受けた輩をはじめ、マルチ商法詐欺事件の容疑者を弁護し高額な受任料を受け取っていた元部長検事や、韓米同盟を非難した者の妻と3人の子が米国国籍者であったことなどが明らかになった輩などもいた。
そのような不逞の輩が跋扈する国会構図を俯瞰すると、東方礼儀の国と賞揚されたかつての祖国の姿をどこに求めたらいいのだろうか。
桓国から始まり、倍達国、檀君朝鮮、高句麗・百済・新羅の三国時代、統一新羅、高麗、朝鮮王朝と継承され、孔子孟子の申し子とまで称されるまでに礼節を重んじる国柄となったはずだが、どこでどうボタンを掛け間違えたのか、礼儀・礼節がまったく感じられない世相となった感がある。
親や年長者に対しては常に敬意をもって接するという姿勢は、李退渓が隠遁した山里へ行けば見られるのだろうか。あるいは植民地時代に貧困ゆえに海外に移住した韓国人社会へ行けば、礼儀・礼節の遺風が見られるのだろうか。
解放後、祖国は自由民主主義を受け入れ、それがゆえの成長を阻害する勝手気ままな放言・妄言による混乱を収束させたのが朴正熙大統領だ。その苦悩はいかばかりであったろうか。朴大統領は貧困から抜け出す基盤を造成した。周知のようにサムスンやヒョンデなどの世界的な企業が誕生して、韓国は現在、先進国家と称されるしんがりを預かるまでになった。
その経済成長は、自由民主主義国家という背景があったからであろう。そのことは、自由民主主義を受け入れずに、封建社会回帰を選択し、多くの人士を粛清した金日成一族独裁政権は今、食糧危機に呻吟する世界最貧国の一隅に位置している。その北韓を見れば、豊かな韓国に生きていることがどれほど幸せなことか、一目瞭然であろう。
それゆえ、自由民主主義を選択した李承晩大統領や貧困脱出の契機を造成した朴正熙大統領などの功績を正しく評価すべきなのだが、従北勢力は、好き勝手にできるという自由民主主義の利点を悪用して、自己撞着の悪行を重ねている。
北韓メディアは「各階層の群衆が尹錫悦弾劾への大衆的闘争に力強く乗り出した」などと、今回の選挙結果を扇動しているが、食糧危機などを招いている金一族独裁政権を神のように崇める従北勢力は、自由民主主義を悪用する獅子身中の虫、汚くいえば民主主義社会を巣窟とする寄生虫のようなものだ。
そのようなことを知ってかしらずか、不逞の輩を当選させた韓国人の民度をどう理解すればいいのだろうか。  (韓登)

2024-06-05 4面
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