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2022年11月01日 11:55
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【社説】大韓民国は北韓解放のためにもロシアと敵対するな

 東西冷戦の終息後に形成された国際秩序が変わっている。多くの国々が、生存がかかった試験台に載せられている。
プーチン大統領は10月27日、「ヴァルダイ・ディスカッション・クラブ」での演説を通じて、ウクライナに武器を供給しないよう韓国に要求した。「韓国がウクライナに武器・弾薬の供給を決定したと知っている。もし、実行した場合、われわれ(韓・ロ)の関係は破綻する。わが方が(軍事分野で)北韓と協力を再開すれば、韓国はどう反応するのか。喜ぶのか。この点を考えるように」と具体的に内容を述べた。
ロシアがウクライナを侵略したと非難するが、ウクライナ戦争を2022年から見ると、この戦争の本質が見えない。
西欧のプロパガンダに踊らされるだけだ。プーチン大統領が西欧との共存を望んだことは、数多くの演説や行動で確認できる。だが、アングロサクソンとEUの左翼エリートたちはロシアとの共存を拒否した。
米国のネオ・コンサバティブ(新保守主義)は、以前からウクライナを代理人とするこの戦争を企画し準備してきた。米・英情報機関などが全面介入したマイダン革命(14年)後も、ネオコンはキエフを訪問、大統領や軍人たちにロシアとの戦争を督励した。ミンスク合意はロシアを騙し、時間を稼ぐための欺瞞だった。
今の米国は東西冷戦で自由陣営のリーダーだった米国でない。NATOも、もはや反共軍事同盟と言えない。
NATOとEUはウクライナ戦争に直接、参戦を宣言していない。韓国が米国とNATOの代理戦争に動員される理由はない。第2次大戦後、ソ連が韓国を侵略したとき、ウクライナもソ連だった。特に今のウクライナは野党も存在しない全体主義独裁国家で、ネオナチの巣窟だ。
国家関係、国際秩序は不変ではない。絶えず変わる。米国はドイツと日本を打ち負かすためにスターリンと同盟を結んだ。同じNATO同盟だった英・仏がドイツの統一に反対したのがわずか30年前だ。
戦争はスポーツではない。大帝国でも戦争で負けたら解体、滅亡する。国家は戦争に関しては、あらゆる可能性を冷徹に熟考し、決定せねばならない。
韓国は米国のすべての戦争に参戦する義務はない。韓米相互防衛条約は、適用地域を太平洋地域としている。米国はしばしば平気で約束を破る。韓国がベトナム戦争に5万人を派兵したが、ニクソン大統領は韓国と協議せず南ベトナムから米軍を撤収させ、在韓米軍まで撤収させた。
米国が駐韓米軍の縮小を通報したのは、平壌側が朴正煕大統領に対する2度目の暗殺のために工作員を送って爆殺を試みたが失敗、韓国軍が工作員掃除作戦を行っている時だった。
韓国の今の防衛産業能力も、平壌側の脅威にもかかわらず米国が韓国の核とミサイル開発を抑制したため、在来武器の開発に専念した結果だ。バイデン大統領は、韓国の利益を無視し、原子力輸出も妨げている。
今回のウクライナ戦争で、西欧中心の国際秩序は終わる。EUもG7体制も持続できない。グローバル体制を終わらせるのは、皮肉にも米国自身だ。エネルギーや資源問題だけでない。EUの中心であるドイツの産業が崩壊する事態も世界を混乱させる。この衝撃への対応も大変だ。
大国は外交で失敗しても許される。だが、韓国は失敗が許されない。大韓民国の主敵は平壌側とその同盟の中共だ。同時に韓国の主敵は内部にもある。北韓解放を妨げる従北、従中勢力だ。彼らが韓国を内部から破壊している。従北、従中勢力が不正選挙をもって大韓民国の自由共和制を破壊している。
尹大統領の歴史的責務はまず従中と従北を剔抉し、北韓を解放することだ。ウクライナ米国戦の代理戦に参加する余裕などない。韓国は北韓解放のためにもロシアと敵対してはならない。

2022-11-02 0面
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