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2020年06月24日 00:00
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対北ビラ弾圧は利敵行為
脱北者の挑戦に乗った朝鮮労働党

 平壌側が「対南事業」を「敵対事業」に転換した方針が行き詰まりとなった。労働党統戦部をはじめ北側の対南心理戦部門が、公然と南にビラを送ることにしたからだ。
北側が公開した対南風船ビラは、彼らの最高尊厳(金正恩)を侮辱したことへの報復として、文在寅の顔写真にタバコの吸殻やゴミを付けて送るという。
韓国軍筋によると、北側は最前方地域で対南拡声器設置作業をしているという。南北が非武装地帯を挟んで設置した拡声器放送施設は、2018年の「4・27板門店宣言」によって撤去された。北側が拡声器を再設置するのは、対南関係を「敵対事業」と宣言、北韓軍が進める対南ビラに続く心理戦工作の後続措置だ。
平壌側のこの措置のおかげで、脱北者をはじめ韓国の愛国右派の対北ビラ送りが、自然に正当化された。愛国右派が展開中の「対北ビラ散布法制定反対1000万人署名運動」が正当であることを北側が証明したのである。文在寅・従北政権が対北ビラを規制する法律を作る名分もなくなった。
元々、ビラ戦争は6・25戦争前から始まった。扇動と洗脳で野蛮な暴圧体制を維持する金日成王朝のような共産全体主義国家、ラジオ受信機のチャンネルまで固定する独裁体制に対して、外部から打撃を加える手段としてのビラほど経済的で安全な方法はない。インターネットを利用した外部情報の流入が困難な環境では、実に効果的方法だ。
大多数の脱北者たちは北にいた時、外部世界のニュースや真実を教えてくれたビラの力を経験した。
北韓住民を覚醒する事業は元々国家がやるべきことだ。ところが文政権は、対北心理戦を公式に放棄しただけではなく、脱北者が送るビラまで禁止、弾圧する。恥ずかしい犯罪だ。
北韓解放のための脱北者たちのビラ戦争は、歴史に誇りとして記録される。

2020-06-24 1面
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