ログイン 新規登録
最終更新日: 2019-12-04 16:14:24
Untitled Document
ホーム > 連載
2017年03月15日 23:08
文字サイズ 記事をメールする 印刷 ニューススクラップ
 
 
高麗青磁への情熱-87-
まさ子の発病(五)

 彼女は憤然として、そう言った。まさ子の母は面目なさそうな表情だ。
「これ、まさ子ったら。何てこと言うの? あんたをわざわざ訪ねて来てくれた人に、そんな八つ当たりをするなんて、ちょっと失礼じゃなくて?」
 「何が失礼よ。誰が来てくれって言ったの? どっちがほんとうに失礼よ」
まさ子の母がどうしようもないといった表情で私を見た。
「この子ったら、意地悪をして当たり散らすんで、ほんとうにすみませんね」
「お母さん。あまり心配なさらないでください。ここに来るからには、まさ子の嫌がらせくらいは覚悟してましたから、安心してください」
こんどはまさ子を見下ろしながら、哀願調で言った。
「まさ子、何でも言ってくれ。おまえが何を言おうと、ぼくはじっと聞くよ。何もかもぼくの不人情のせいだから。だから、おまえがどんなひどいことを言っても、聞く覚悟はできている。おまえもそうだろう。久し振りにぼくと会って、嬉しいけれども、この間のことを考えると悔しくてならないんだろう。おまえの気持ち、ぼくはよくわかる。さあ、思う存分ぼくのことを怒ってくれ」
まさ子はついに、大声で泣き出した。私は口をきっと結んで彼女の言葉を待った。
「そんなに理解のある人が、あのときどうしてあんなに不人情に、辛く当たったの?」
「とにかく、すまない。過ぎたことは忘れてくれ。今日からおまえはぼくの妻だから、過ぎ去ったことはクスリとして、これからは一緒に楽しく暮らしていこう」
私はそう言うしかなかった。
「あたしをこんな姿にしたのだから、さぞ面白いでしょうね」
「もうそれくらいにしなさいよ」
まさ子の母が彼女を止めた。彼女はもう泣いていなかった。
「花子、お茶を持ってきて」
花子とはまさ子の妹である。
「あ、そうそう、忘れてたわ」
花子の運んできたお茶を飲みながら、私は花子に言った。
「平鉢と湯と匙を一つ、持ってきてくれ」
「何に使うの」
花子が一言いった。
「余計なことを言わずに、持ってきなさい」
花子は出ていって暫くすると、戻ってきた。
先ず平鉢に、買ってきたくるみを五個入れ、さらに水を注いでから粉砂糖を入れ、匙で何度かかき混ぜると、くるみが溶けて、粥のようになった。私が先にひと匙味をみた。

2017-03-15 6面
 
高麗青磁への情熱-86-
뉴스스크랩하기
連載セクション一覧へ
18年にフッ化水素輸入が急増
国民への対決を宣言した文政権
民団、「北送」は「帰国事業」か
脱北船員を秘密裏に北送
崩壊する文在寅政権、悪の素顔
ブログ記事
精神論〔1758年〕 第三部 第12章 権勢の追求において
精神論〔1758年〕 第三部 第11章 野心について
文在寅政権への最後通告!
曺国を法務部長官に任命したことで社会正義と倫理が崩壊した!
感情論
自由統一
北韓の電力不足 世界最悪レベル
金正恩体制で続く異常徴候
海兵隊、北側の要塞化した島嶼を焦土化計画
決戦に出た脱北者
米国 反米文在寅政権を抑制


Copyright ⓒ OneKorea Daily News All rights reserved ONEKOREANEWS.net
会社沿革 会員規約 お問合せ お知らせ

当社は特定宗教団体とは一切関係ありません