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2016年12月01日 10:00
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瞻星臺=編集余話

 自分たちのことは棚に上げて…とは、まさにこのことだろう。都心が54年ぶりとなる11月の初雪に見舞われた24日、30人ほどの集団が韓国大使館近くで朴槿惠大統領の退陣などを求めた▼集団の主体は朝鮮総連の現役活動家である。警備にあたった関係者によると、彼らは大使館正面で横断幕を掲げようとしたようだが、制止された▼大使館から離れた場所で広げられた横断幕には「民族の災殃 歴史の汚物 朴槿惠は即刻退陣せよ」と書かれていた。その場にいた民団関係者の口をついて出た言葉が「朴槿惠じゃなくて金正恩じゃないか」というものである▼災殃とは聞きなれない言葉だが、災いを意味する。確かに朴大統領は韓国に混乱を招いたが、現在の韓半島と、その北半分に生きる人にとってより大きな災いは誰がもたらしたのか▼棚上げとは本来、過剰な商品を一時的に倉庫などに移し、需給の調整を図ることをいう。反対にすべての商品を棚から下ろし、数や品質をチェックするのが棚卸しだ。「普段の行いを調べ上げる意味でも用いられ、転じて、他人の欠点を数え上げる意味にもなった」(語源由来辞典)▼棚卸しはかつて正月に行われるのが慣習だったという。”朴槿惠降ろし”に熱心な方々は、自らに目を向けてみてはどうか。数えるべき欠点は無数にあるのだから、早めに手をつけた方がいいのではないか▼こういうと、「そちらの方こそ」と水掛け論になってしまうだろう。堂々と反論できない韓国の現状が歯がゆい。

2016-12-01 1面
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