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2016年09月07日 09:06
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大韓民国はいつまで子どもでいるのか

 慨嘆せざるをえない。問題にならないことが論難の対象になるのが今の大韓民国だ。韓国社会は総体的におかしくなっている。ほかでもなくTHAAD問題だ。
敵の核ミサイルから国民を守るための迎撃兵器になぜ反対するか。個人に例えれば、特に病気をしていなくても、どの家にも常備薬があり、消火器がある。玄関の外を監視するカメラもつける。
そもそも、韓国はTHAADをもっても十分でない。韓国の安保状況では、THAADよりも性能のいい武器があれば、高くてもそれを買わねばならない。もちろん、防御兵器を装備するだけでは不十分だ。韓国を攻撃しようとする敵を制圧する武器が必要なのが韓国の安保現実だ。
だが、国民を守るための安保予算を確保するのが責務である国会では、国会の過半数を占める政党が責務を放棄している。いま大韓民国にTHAAD配備を決して容認できないと反対する国は、北韓と中国くらいだ。大韓民国の国会でTHAAD配備に反対する政党や議員は、北韓の政党に属する、中国の国会議員なのか。
先進国は、欲しい武器はいくら高くても購入する。お金を出しても相手が売ってくれないので買えないのが問題だ。セウォルの引き揚げにはお金を使い、国民の生命を守る武器体系の配備に反対する国が生存できようか。
金正恩は9月5日、中国の杭州でG20サミットが開催されている時間に合わせてノドンミサイルを発射した。ところが、それでも習近平は朴槿惠大統領に、THAADに反対すると言った。習近平の言動は韓国に対する侮辱だ。習近平は、北韓の核実験後、朴大統領がかけたホットラインにも出なかった。中国は彼らが大韓民国の宗主国のように振る舞っている。
習近平の主張には論理も、科学性も、良心もない。この中国の顔色を窺う親中・従中の事大主義者が多い現実に、国民はやるせない心情だ。中華覇権主義に屈服するわけにはいかない。来年度の予算案を処理する国会の様子を見れば、憤りを禁じえない。安保で失敗した後の福祉に何の意味があるか。
金正恩は韓国に対して3つの非対称武器を持っている。大量破壊兵器、偵察総局、そして韓国社会の従北勢力だ。われわれはこの三つを無力化させねばならない。ところが今われわれの内部では、敵に内通する勢力をメディアが持ち上げている。
最近の「朝鮮日報事態」を見ながら韓国のメディアに絶望する。サムスン電子は、0・000024%の不良品に対して、天文学的な費用を投じてリコールに応じるという。自社のブランドと顧客の信頼を守るためだ。
これに比べれば韓国の国会や言論媒体は本当に恥じるべきだ。最近の宋熙永スキャンダルを起こした朝鮮日報には守るべきブランドがないのか。低俗な政治家が一流の韓国人を支配する現実に憤慨せざるをえない。
憲法が命じる北韓住民の解放、自由統一の第一歩である北韓人権法が発効した。ここまで来るのに分断から71年、建国後68年もかかった。もっとも、核攻撃から自分を守る意志のない韓国人が北韓同胞の人権を守るというのは虚勢かもしれない。
韓進海運への対応を見ると、この国に政府と指導層が存在するか疑わしく思えてくる。現在の状況では、北側が核兵器体系を完成する前に、我々が適切な生存対策を講じるのは不可能に見える。
われわれは、卑怯に生きたくない。35年間日本の植民地になった歴史を恥ずかしいと思いながら、中国の事実上の属国に転落するのは恥ずかしくないのか。THAADだけではわれわれの安全を守れない。韓国は独自の抑止力を持たねばならない。敵の核攻撃を抑止する唯一の方法は核兵器を持つことなのだが。

2016-09-07 2面
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