リオ五輪で、アーチェリーの韓国女子代表が8連覇を達成した。先輩が見せる背中を後輩が追う。不断の努力で紡いできた栄光のリレーだ▼選手たちが技を磨くソウル・泰陵の洋弓場には「弓師の木」と呼ばれるイチョウが3本並ぶ。30年前の選手が、後輩の弓が風に流されないようにと植えた▼「次世代を育てる」。この言葉の重みと難しさを、物言わぬイチョウは語っている。