北韓人権法の制定が先延ばしになった。6月に国連の北韓人権事務所がソウルに開所したことを受け、脱北者団体関係者らを中心に期待は高まっていた。同法は05年に発議されたが、制定には至っていない。
6月の臨時国会は、国会法改正案の再審議(最終的には行わずに廃案)をめぐって紛糾。MERS(中東呼吸器症候群)への対応を急ぐべきとの声も多かった。7月に臨時国会が召集されても人権法は後回しになる可能性が高い。
与野党は基本的な立場で一致しているものの、対北ビラ散布を行う団体を支援するかどうかなどで合意できていない。 |