ログイン 新規登録
最終更新日: 2024-04-16 13:15:21
Untitled Document
ホーム > 主張 > 社説
2015年04月01日 00:00
文字サイズ 記事をメールする 印刷 ニューススクラップ
 
 
「国父」が残した遺産 後継世代の課題

 先日、韓国の中央日報に、リー・クアンユー首相の逸話が掲載された。朴正熙大統領に最後に会った外国首脳がリーであり、韓国の農村風景を見て感嘆したという内容だった。
リー・クアンユーは朴正熙をモデルの一人とした。「開発独裁」などと揶揄されもしたが、その政治手腕が畏敬をもって評価された点は共通していよう。
国に資源がないことでも両者は共通していた。国土も狭い。だから経済を振興させた。最初は軽工業から、そして重工業へ。国民の教育水準を高め、貿易に活路を見出した。
リーが尊敬する政治家は鄧小平と吉田茂、そして朴正熙だったといわれるが、残した遺産はその誰よりも大きいかもしれない。後発国であったシンガポールは、今や国民一人あたりのGDPではアジアトップになっている。
困難がなかったわけではない。むしろマレーシアから追放される形で、絶望に涙しながら建国に臨んだ。華人とマレー人の反目が、いつ政情不安に飛び火するかわからない不安定さもある。
「国父」リーは、国民に愛された。3月29日、雨のシンガポールは悲しみに包まれた。棺を乗せた車を見送った人波は15キロに連なった。「リー・クアン・ユー」の掛け声は途切れなかった。
くしくも今、韓国では朴正熙の娘が、シンガポールではリーの息子が国のトップになっている。国葬に臨んだ両者の胸に去来した、それぞれの父の像はどのようなものだったか。超えようと思っただろうか。その高い山を。

2015-04-01 2面
뉴스스크랩하기
社説セクション一覧へ
「パンデミック条約」反対会見開く
金永會の万葉集イヤギ 第5回
民団大阪で3機関長選出
「パンデミック条約」反対を宣言
金永會の万葉集イヤギ 第7回
ブログ記事
マイナンバーそのものの廃止を
精神論〔1758年〕 第三部 第28章 北方諸民族の征服について
精神論〔1758年〕 第三部 第27章 上に確立された諸原理と諸事実との関係について
フッサール「デカルト的省察」(1931)
リベラルかネオリベか
自由統一
北韓が新たな韓日分断策
趙成允氏へ「木蓮章」伝授式
コラム 北韓の「スパイ天国」という惨状
北朝鮮人権映画ファーラム 福島市で開催
福島で北朝鮮人権映画フォーラム


Copyright ⓒ OneKorea Daily News All rights reserved ONEKOREANEWS.net
会社沿革 会員規約 お問合せ お知らせ

当社は特定宗教団体とは一切関係ありません