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2015年01月01日 00:00
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【新春対談(下)】現状に逆行する兵力削減 韓米同盟を強固に
自由民主主義の韓日 手を結ぶ以外に中国に対応する道なし

  韓国軍の兵力削減問題をどのように考えますか。北韓軍は人口の5%が現役兵なのに、韓国では陸軍の21カ月服務さえ短縮しようという要求が起きています。
 兵力削減の問題は小さな問題ではありません。兵力の数が持つ意味は非常に大きい。前方部隊も兵力の問題で頭を痛めています。後方部隊は、いうまでもありません。北韓が軍事挑発やテロ、浸透などの複合挑発を行った場合、特にソウルには、簡単な攻撃で大規模な人命が失われる施設があります。北韓の特殊戦力は20万。非常に危うい状態です。
 将来は統一過程で領土全域に地上軍の配置が必要になります。外部が干渉してくる前に、最短期間で北韓の安定化作戦の実行と成功、これこそ有事の際のキーです。そのためには、地上軍が必要です。
 09年、米外交委員会の報告書は、北韓の安定化作戦を実行するだけでも合計48万のよく訓練された部隊が必要だとまとめています。有事の際に、私たちが統一を円満に達成するには、韓国の地上軍戦力だけで150万人以上必要だと計算しています。
洪 ドイツも統一当時、西ドイツ軍の数が東ドイツ軍の4倍に達していました。兵力が不足しているなら、女性も積極的に活用できるでしょう。
 イスラエルや北韓のように女性も義務服務にするのはかなりの努力が必要です。兵力も減らし、服務期間も減らそうという、盧武鉉政権時代の国防改革フレームがまだ生きています。それを作った人がそのまま政権内にいますから。
韓国は陸軍戦力を削減する方向に
  今日大韓民国の成功は、韓米同盟なしでは想像できません。米国は極めて柔軟な戦略を展開・駆使してきました。必要だと思えばスターリンや毛沢東とも手をつなぎました。このような現実主義的な外交戦略を駆使する同盟国と一緒に進める国家安全保障と外交の要諦を国民に知らせるにはどうすればいいでしょうか。
 米国が6・25に介入した理由について、トルーマンは回顧録で3つ書いています。まず韓国が、極東民主主義のショーウィンドーになるということ。第二に、国連によって建国された韓国への挑戦は、国連の権威に対する挑戦であること。第三にミュンヘンでヒトラーを防げずに第2次大戦が起きたように、韓半島でスターリンの野望をくじくことができなければ第3次世界大戦が起こるかもしれないということです。韓国が重要だったので介入したとは一言も書いていません。米国の極東政策を見ると、常に日本と中国という窓を介して他国を見ます。韓国はその外です。基本的には「同盟関係」とは、理念と価値を同じくする相手との相互主義関係です。同盟を強固にするには私たちもそれにふさわしい同盟的な貢献をしなければならないという意味です。ベトナム戦争では米国が頼んだから派兵したのではありません。朴正熙大統領から先に言ったのです。
ドイツ統一後は軍の再編が行われ、多くの民間人が入隊した
戦略とはそういうものです。ところが近年の韓国のイラク・アフガン派兵は同盟管理の次元で失敗です。同盟国であっても、将来大きな期待をかけるなら相応のものを与えなければなりません。

  北韓は70年間、暴圧体制下に置かれています。住民の身体は矮小化し、独裁政権によって同族が虐殺・弾圧されています。この恥ずかしい歴史に終止符を打つにはどのような覚悟と姿勢が必要だと考えますか。
 金 意志の問題です。今日の北韓は、核、軍事挑発、間接侵略といった手段で赤化統一しようとしています。われわれが統一を決断するよう追いつめているともいえます。これに屈するか、私たちが先に自由統一を成し遂げるかです。統一するなら急がなければなりません。時間は私たちの味方だと考える人が多いです
ニクソンと毛沢東の会談(72年)
が、大きな流れを見ると、中国がより大きくなる前に、北の核が既成事実になる前に、連合軍司令部が解体される前にしなければなりません。私は今後5年から10年が、韓国の未来を決定すると考えています。ゴールドマン・サックスは09年、韓半島が自由統一されれば30~40年以内にGDPでフランス、ドイツ、日本をも凌駕し、2050年頃には1人あたりのGDPが8万6000ドルで世界2位になるだろうと予想しています。一方、下手をすると、私たちの息子、娘が北韓の同胞のように残酷な人生を歩むことになります。チベットのように転落する可能性もなくはありません。今日の北の状況を見ると、構造的に周辺の助けなしに生きていくことはできません。赤化統一を実現しない限り、金正恩体制は持続しません。私たちも、北韓の核問題を解決して生き残るためには、自由統一しか道はない状況に置かれています。自由統一する意志、国民がその現実を明確に認識することから、統一への土台ができるでしょう。
 韓国が中国の覇権追求と冷戦戦略に対するにはどうすればいいでしょうか。
14年7月に開かれた韓日米首脳会談

 韓日が共同で研究すべき部分です。日本の防衛研究所に講演に行ったとき、「中国は強大国であり、日が昇るごとく成長している。好むと好まざるとにかかわらず、韓半島で米国の力が生きている間に自由統一を成し、自由大韓民国の規模を大きくし、日本とは手を堅く握って、そこに米国との強固な同盟的裏付けを引き出すための戦略的アプローチが必要だ」と話しました。日本は統一韓国がおそらく中国に接近するから統一に反対するといわれます。しかし、こういう認識は誰が本当の日本の脅威なのか知らないから出てくるのです。日本の防衛予算は13年に前年比0・8%増えるまで、10年間で年5%ずつ減り、中国は同期間に270%増えました。6・25戦争でも国連軍の北進で統一直前だったのに、中国の侵略でできなかったではないですか。一番重要なのは、韓国も日本も自由民主主義国家であるということです。中国は共産党独裁国家です。韓日は北東アジアにおける自由民主主義の砦です。韓半島が分断された状態で平和が定着しても、いずれ北韓が中国の影響下に置かれます。その半世紀後には日本も危険になります。まずは韓半島が統一され、日本と手を結ぶことが、中国に対応する最も現実的な対応だと思います。

2015-01-01 3面
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