金浦空港と羽田空港を結ぶ国際線が就航して10周年を迎えた。当初は1日4往復、年間の輸送客数60万人だった路線は、今や1日12往復・年間200万人が利用する路線となった。韓日両国を往来する人の3人に1人が使う金浦‐羽田路線の歴史と現状、そして未来像を探する。
 | 金碩基社長(左)と鷹城勲社長 | 11月29日、韓国空港公社(KAC)と日本空港ビルディング株式会社(JATCO)が羽田空港内で修交10周年を記念する行事を開いた。韓国から10人以上の記者団も集まる中、JATCO職員らが通訳や案内の一翼を担った。両社は06年から人材交流研修を行っており、その成果が垣間見られた一幕といえる。
金浦―羽田路線の歩み |
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2003年11月
羽田と金浦を結ぶ国際旅客チャーター便運航開始(1日4往復)
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2005年8月
チャーター便が増便(1日8往復)。韓日日帰り出張が可能に
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2006年
JATCOとKACが業務提携を行い、人材交流研修が始まる
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2010年10月
新国際線旅客ターミナル供用開始で、さらに増便(1日12往復)
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金浦‐羽田路線は2003年に就航した。韓日両国の首都に一番近いことから人気を集め、当初は1日4往復だった便数は、今や12往復に拡大し、利用者も年間60万人から200万人に増えた。両国を往来する人の3人に1人が同路線を利用している計算になる。
JATCOの鷹城勲社長は「両空港とも首都圏に近い便利な空港という共通点を持つ。アクセスのいい路線なので、日韓の友好関係発展にも寄与してきた」と評価。その後あいさつに立ったKACの金碩基社長も「鷹城社長が言いたいことをほとんど言ってしまった」と笑ったように、同様の評価をしている。
金浦‐羽田路線とよく比較されるのが仁川‐成田路線だが、KACの報告によると金浦‐羽田路線の利用者の46%がビジネス客で、仁川‐成田路線は56%が観光客と、住み分けができている。また、金浦‐羽田路線開通後も仁川‐成田路線の客は減るどころか予想を上回る伸びとなっている。鷹城社長も成田と羽田の特色が異なる点を説明し、互いに補完・協力しあう関係だと述べた。
「次の10年」に向けた両社共通の課題は、輸送機能の増強だ。2018年の平昌五輪と2020年の東京五輪では、両空港が玄関口になるのは間違いない。凍りついた現在の韓日関係を解く役割も期待できる。
羽田では滑走路の増設のほか、将来的には国内線を減便し、国際線の発着枠を増やすことも検討中だという。羽田では現在、乗り継ぎ客の利便性向上のためのホテル建設なども進めている。一方の金浦は、現在年間430万人が上限になっている輸送可能人数を1000万人まで増やすため、2019年をめどに拡張工事を行っている。
<羽田で記念行事も>
金浦‐羽田路線就航10周年を記念し、羽田空港内で11月30日と12月1日、韓国フェアが開催された。伝統芸や観光情報の提供などが行われた。
 | テコンドーを基にしたパフォーマンス |
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 | ヘグム公演 |
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 | 韓国観光もアピール |
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 | 韓国伝統衣装の試着体験も |
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