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2013年08月01日 03:44
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核アピールは抑えたが・・・金正恩の力に限界か
謎の核部隊(?)登場

 北韓で7月27日、6・25戦争(朝鮮戦争)の停戦協定締結を記念する「戦勝節」の祝賀行事が行われた。平壌では大規模な軍事パレードが行われたが、臨席した金正恩は人民向けに演説を行わなかった。核・ミサイルに関する言及や、それを誇示する新兵器の登場もなかった。核開発の放棄を求める米中への配慮と思われる。その裏で金正恩は関連事業に大金をつぎ込み、力を誇示しようとしているようだが、限界も見えている。

 27日の軍事パレードに登場した大陸間弾道ミサイル「KN―08」。発射台ごと移動できる機能を持っている(写真=連合ニュース)
 韓国政府筋によると、27日に平壌で行われた軍事パレードには、約1万3000人の兵士と最新の兵器300基が姿を見せた。事前には兵士1万5000人、装備・兵器500点以上で、昨年4月に行われた「金日成生誕100周年」記念と同規模かそれを上回ると予想されていたが、予想よりもスケールは小さくなった。
 兵器についても新装備と思われるものはなかった。最新兵器はあったものの、すでに昨年のパレードなどで披露されたものが大半だった。
 金正恩は自身の右隣に崔龍海・軍総政治局長と張成澤・国防副委員長を並べた。しかし注目された金正恩の演説はなく、パレード前に「金正恩の委任」で演説した崔龍海の口からも、核やミサイルへの言及はなかった。
 崔龍海は経済再建と人民生活の向上を課題として挙げた。その上で「平和的な環境が何よりも大切だ」と、休戦協定を平和協定に変えようという意図を強調した。
 複数の専門家によると、北韓サイドは核開発放棄を促す米中への配慮から、核開発や軍拡を想起させる祝賀内容を控えたとみられる。今回の軍事パレードを見守った金正恩の横には、25日から訪朝していた中国の李源潮・国家副主席がいた。
 北韓は米国との対話や中国を介した6カ国協議への復帰を望んでいるとされるが、特にカギを握る中国には配慮せざるをえない。シリアやイランの軍関係者も訪朝していたが、やはり北韓が重視したのは中国だった。
 北韓では今年で60周年となる「戦勝節」を前に、戦勝記念館や軍人墓地も竣工させた。金正恩の指示で建築資材は最高級の物が使われ、韓国政府筋によると、記念館の建設だけで最低でも9500万ドル、軍事パレードと合わせると1億5000万ドルがつぎ込まれたという。
 北韓の内部事情に詳しい専門家らによると、軍事パレードの練習のために使われた燃料費は、当日までの100日間で260万ドルあまりに及んだという。
 こうした豪華なパレードや記念施設の建設は、金正恩が自らの力を誇示するために行ったと分析されている。
 とはいえ、金正恩には取り立てて大きな成果はない。パレードに先立って崔龍海が話したように、経済再建が課題の一つになっているが、国際社会の制裁で思うように運んでいない。人民生活の向上についても、マンション建設や娯楽施設、リゾート開発を進めてはいるものの、大多数の人民には縁のない話だ。

 パレードには放射能の標識がついた箱を抱えるようにして携行する兵士らも参加した。1台のトラックの荷台に20人ほどの兵士が乗り込み、トラックは少なくとも3台あった。
 連合ニュースによると、同じ装備の部隊は昨年4月のパレードにも登場していたという。隊員が携行していた箱は小型核を連想させるが、北韓の技術力ではそこまでの小型化はされていない可能性が高い。同部隊は核物質の除染目的か、核の実戦配備に向けた動きを示唆する目的でお披露目されたとの見方もある。

2013-08-01 1面
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