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2013年06月05日 00:00
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脱北者9人ラオスから送還
韓国にも波紋広がる

セヌリ党の河泰慶議員は5月31日、外交部や支援団体関係者らと事件の事実関係を確認した
 9人の脱北者がラオスから北韓に強制送還された事件が波紋を呼んでいる。ラオスは韓国に向かう脱北者の経由地の一つ。ラオスが北韓に協力したことが明らかになり、「自由世界への通路」が狭まったのではという懸念が生じている。
 ラオスから強制送還された9人は10代から20代の男女。北韓を脱出した後、中国の遼寧省丹東で韓国人支援者に保護された。9人の中には日本人拉致被害者・松本京子さんの息子がいたという情報もあるが、韓国では北送事業で北に渡った元在日朝鮮人の息子との見方が強い。
 9人は支援者の引率で中国を南下し、雲南省からラオス入り。5月10日正午ごろ、同国側の検問で不法入国者として拘束された。
 韓国人支援者は直ちに現地の韓国大使館に事情を伝え、助けを求めた。2時間後、韓国公館はラオスの公安当局に接触し、身柄引き渡しを要求した。この時点でラオス側は、韓国政府の身柄引き渡し要求に応じる姿勢を見せたといわれる。現に脱北者らは16日に首都ビエンチャンへ移送されてから、外食や外出が許されるなど比較的に自由に生活したという。
 だが、23日にラオス当局の態度が一変。9人の外出を禁じ、韓国当局には「身柄引き渡しにはもう少し時間がかかる」と伝えてきた。その4日後の27日、ラオス側は韓国当局に全員の国外追放を通告してきた。すでに9人の身柄が北韓側に引き渡され、中国に向け出発した後だった。脱北者らは中国雲南省昆明へ移送され、翌28日に北京を経由し北韓の高麗航空機で平壌へ送還された。
 近年では脱北者は中国からラオス、タイを経て韓国に入ってくるケースが大半だ。10人中9人がこのコースをたどっているともいわれる。ラオスは韓国政府からの無償援助対象国であり、韓国には非常に協力的だ。脱北者を拘束することはあってもそこまで厳しくなく、脱北者の身柄を韓国大使館に引き渡すケースもある。
 背景には脱北者の摘発を強化する金正恩政権の強い働きかけがあったとみられる。韓国外交部当局者によると、ラオスの北韓大使館職員は4、5人程度。しかし、脱北者の送還には8~9人の北韓関係者が関わっており、同問題に対応するため、北韓から関係者を派遣したことが確実視されている。金正恩体制が脱北防止に力を入れているのはよく知られているが、今回のような行動に出て脱北者の強制送還を行ったのは初めてだ。
 脱北者を支援する韓国の民間団体関係者によると、中朝国境地域での取り締まりは非常に強化されている。脱北難民人権連合の金龍華代表は「金正日時代には100万ウォン程度を警備隊に渡せば脱北が可能だったが、金正恩体制に入ってからは取り締まりが強化され、600万ウォンほどに値上がりした。最近ではそれすらも厳しくなっている」と話した。
 北韓が同じ社会主義国であるラオスを、韓国の脱北者保護活動を切り崩す「標的」に選んだ可能性がある。双方は金日成時代から高官交流が活発で、昨年8月には金永南・最高人民会議常任委員長がラオスを訪問。先月20日から24日はビエンチャン市長が平壌を訪れていた。金正恩も今年3月、同国国家主席の誕生日に祝電を送っている。ラオスに対し、北韓が特別な外交努力を行っているのがうかがえる。
 韓国政府は今回の強制送還に戸惑いを隠せずにいる。ラオス当局が韓国には事後報告ですませたことに、国内では「対応が遅かった」との非難が殺到しているためだ。
 外交部は、東アジア地域で脱北者問題を担当する職員を集め、脱北者強制送還問題に対する後続対策と脱北者保護・管理の改善案などを協議する予定だ。

2013-06-05 1面
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