趙甲済
労働新聞は5月10日、記名論評で、「逆徒が分別のない子供たちにまで我々への敵対意識を吹き込んで対決を鼓吹している」、「我々を指して、言うことをこかない子は《悪い子》とまで暴言して我々を中傷している」と書いた。論評は、「子供たちにわが共和国への否定的印象を注入する言葉らを選びながら言った李明博逆徒の妄動は我慢できない激怒を起こす」とし、「寝ても覚めても我々と対立する悪巧みばかりを考える李明博逆徒でなければ到底言えないこと」と扇動したという。この論評を読んだ北韓住民たちは、少なくとも金正恩政権を大韓民国大統領が「言うことを聞かない悪い子」(*右写真)と批判した事実は知ることになる。内心「本当に的確に言ったね。金正恩は幼い子水準ではないか」と小気味よく思う人々が多い筈だ。それほど李明博大統領の批判が広がり効くという意味だ。
レーガン大統領は、ソ連を「悪の帝国」と批判した。ソ連のメディアはこの話を紹介して猛烈にレーガンを誹謗したが、多くのソ連人は「レーガンが真っ当なことを言った」と言い胸が透いたそうだ。
李明博が心理戦で金正恩を手玉に取っていることなのか?
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