趙甲済ドットコム
放送通信委員会は、北側によるGPS信号撹乱を統一部を通じて北韓側に抗議した。4月28日から11日間続いているGPS信号電波撹乱が航空機と船舶に被害を及ぼしている。国土海洋部は、5月9日午後1時まで、航空機658機(韓国航空機609、外国航空機48、米軍機1機)が影響を受けたと発表した。また、9日午前11時まで船舶176隻が影響を受けた。政府は航空機と船舶に慣性航法装置と無指向性レーダー使用を勧めている。(*写真は黄海道の4軍団を視察する金正恩、今年2月)
外交通商部はこの問題を南北韓が加入しているITU(国際電気通信連合)とICAO(国際民間航空機構)に提起する方針だ。ITUは他国の電磁波撹乱を禁止しており、ICAOも航空安全を強調している。
今回のGPS信号撹乱は、平壌側の「特別行動」警告5日後から発生した。2010年8月にも北側の信号撹乱があったが政府は公開的に異議を提起しなかった。2011年3月、西海で韓米連合軍事訓練の時も北側による信号撹乱のため偵察機が非常着陸した。当時政府が北側に抗議書信を送ったが北側は受取を拒否した。
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