趙甲済
*東亜日報1面キャプチャー写真
北韓同胞の人権問題には冷笑的で、北韓人権法にも反対する集団が、中国漁船の領海侵犯と北韓軍の攻撃に備える済州海軍基地の建設には飽く迄も反発する。彼らが北韓同胞、国軍、米国、大韓民国を嫌って、民族反逆集団である北韓政権を追従し屈従するという証拠はまたある。韓米FTAを一方的に廃棄するという。これは韓米同盟の土台を崩す行為だ。彼らは民族共倒れの「北核」問題には沈黙しながら、韓国の平和的核・原電には反対する。天安艦爆沈が北韓側の仕業でないと強弁し、責任は北側を刺激した李明博政府にあると主張する。大韓民国の主敵である北韓政権に有利で祖国に不利なことには積極的に乗り出す。
今朝(3月8日)の東亜日報を見ると金寛鎮国防長官は延坪島の海兵基地を訪問して、「北側が挑発したら徹底して膺懲せよ!」と指示する写真があり、その横には北韓地下党事件に連累したことのある韓明淑民統党代表が、「総選挙で勝てば済州海軍基地の建設を中断させる」と演説する写真が載っていた。
南北韓の代理戦の現場だ。有権者たちが扇動に騙されて北韓政権の方に立った人々を国会議員や大統領に選んで政権を任せることは国家的自殺行為だ。そうなると韓国が内戦状態に入るかも知れないという悪夢を前以て見せてくれたのが今日の東亜日報1面の写真だ。
国軍は「大韓民国の守護者」を自任し、将兵に従北勢力を「国軍の敵」と教える。その従北勢力が政権を取って軍に対する従北的統制を始めれば恐ろしい状況が展開され得る。1936年のスペイン内戦、1973年のチリ軍事革命も左翼が選挙を通じて執権して革命的措置を取り、それに保守層と軍隊が反発して起きたものだ。
今日の新聞は有権者に多くのことを考えさせるはずだ。選挙で間違った選択をすると血を流す事態がくるかも知れない。小型のくわで防げる穴をシャベルでも防げない状況に悪化するだろう。
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