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2012年01月13日 21:14
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高句麗と渤海を全部自分の歴史だと捏造する中国
柳根一
中国の官営媒体のCCTVが又も渤海史を中国の歴史にする番組を製作して放映したという。歯がゆいのはなぜ韓国では国家と市民社会次元の対抗的「歴史運動」が見られないのかということだ。歴史は学問の領域に属するものだから「運動」として扱うのが不適切だという主張ももちろんあり得る。だが、相手がTV番組という一種の国家的「歴史歪曲運動」を展開する以上は、われわれも色々な方式の「歴史訂正運動」で対応すべきではないか?
日本のNHKが、仮に「従軍慰安婦問題を黙殺しよう」、「独島は日本領土だ」、「韓半島の南に任那日本府があったと言われるが...」のような番組を放映したら多分激しい示威隊が日本大使館の前で割腹を図り対日宣戦布告を主張したはずだ。大統領が日本訪問を取消す事態もあり得るし、与野党がNHK妄言糾弾決議案を採択しただろう。民間歴史学会が争って声明を発表しKBSが特別番組を製作しただろう。
ところが、そういう韓国の朝野が中国の歴史併合に対してはほとんど無感覚だ。なぜだろうか? 分からないと言うしか。世界7大不思議に追加すべき八番目の不思議と言うしか。
白頭山周辺の広大な満州の地に出没した民族と言うべきか、部族というべきか、氏族と言うべきか、とにかく漢族でない数多くの血筋が今日中国という国の領土の中に溶けて無くなったというのは不可逆的で取消し不能の現実であることに間違いない。だが、その昔漢族とは血筋の異なる高句麗や渤海の人々が満州一帯に独立的な古代国家を営んだという事実自体は消せないではないか?
それを「漢族であるわれわれが攻め込んで征服した」とは言えるかも知れないが、「初めからそれは独立した国々でなくわれわれの地方自治団体だった」というふうに踏んでしまうのは、今日の中国の不良食品ほどくだらない贋物商売ではないか。しかも、渤海は契丹に滅びたのであって、漢族の中国に滅びたのでもないではないか?
契丹、モンゴル、女真、鮮卑などが中原を征服しながらも、漢族の中国を踏み潰してしまうどころか逆に文化的に、血統的にそこに溶け込んだ曲折そのものが、今や消えた満州の血筋らの最大の恨なら恨みの筈だ。中原を征服した後も満州には漢族が住めなくするなど、その地域を満州征服者たちの聖地として要塞化せねばならなかったのに、そういう遠慮がなかったようだ。
だが、わが韓族だけは生き残った。満州が漢族の中国でなく東方の血筋らちの独立的な古代国家、あるいは、部族連盟らの根拠地だったという歴史的事実と真実を証言できる唯一の民族として存在している。高句麗も自分たちの地方自治体だったと言いながらわれわれの歴史を丸ごと飲み込もうとする漢族の中国に対してわれわれはこのように言えるではないか? 「漢族の中国は、元、金、遼、北魏、清の時すでに何度も滅びた。だから、中原の歴史は北方と満州の色々な血筋たちの植民地経営の歴史だ」と。もちろん、つまらない話だと言う筈だが。
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記事: 洪熒 (hyungh@hanmail.net)  
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