趙甲済
*2002年12月盧武鉉候補の大統領当選が確定した時趙甲済ドットコムに書いて載せた文の一部だ。
<歴史は、大韓民国は、目に血走った主流層の手を振り切って盧武鉉候補を次期大統領に選択し5年間の機会を与えた。この5年間に韓国の主流層が大韓民国の左傾化をどう止めるのか、大きな挑戦が待っている。この5年間、既成世代が立ち上がって若い、左派勢力を説得し教育して彼らの危険な国家観や対北観、時には低質へ走る反抗心を純化することができるのかどうかが5年後の大統領選挙の勝者を決める筈だ。この若い、左派らに教養と公民倫理と正義感を植え付けてあげるべき責務は盧武鉉大統領当選者にも与えられた。
李会昌候補は、今回の選挙で左右対決の体制問題を主要争点にしまいとする姿勢を取ったが、理念武装の対峙状況である韓半島の条件がそう放ってくれなかった。李会昌候補は飲みたくなかった苦い杯を飲まなくてはならない行き詰まりに追い込まれた。彼がこの試練を通じて手遅れながら理念的に武装した真の人間に生まれ変わたことを期待してみる。
韓国の主流層も奈落の底に落ち込んだ李会昌候補を救い出そうともがく過程でわれわれのそばで、家の中に入ってきた反米・親北勢力の途方もない力を知って戦慄した。彼らは金大中政府の5年間大韓民国がどれほど変わったのかが分かった筈だ。今回の家庭内での大統領選挙戦で保守層が力を振り絞ったように、これからは大胆に取り組まねばならない。保守層が持った現代史においての経験を後輩や子供と分かち合い、金正日の悪魔性と大韓民国の苦闘を教えてあげねばならない。米軍が「6.25戦争」で1000人程度死んだと考えている大学生たちに真実を教えねばならない。
これから5年間、保守層が若者たちを教え、鞭打って正してあげねばならない最も重要な要点は有り難みであろう。父母の世代への、大韓民国への、米国など友好国への、わが民族史の偉人たちへの感謝は誇張でなく事実に基づいたものだ。保守層は若い彼らにまともに憎む方法も教えなければならない。金正日や彼を追従し屈従した人々を憎むことが、北韓同胞と韓国内の疎外層を本当に愛することであることを教えなければならない。今回の選挙過程とその結果は、われわれに生まれ変わることを求めている。 主流の保守層は、盧武鉉当選者を助けねばならない。彼が大韓民国の自尊心を護ってくれることを祈らなければならない。盧武鉉大統領が、米国に対してだけでなく金正日に対しても韓国民の自尊心、国家利益、民族の正統性を守護してくれるように保守層が忠告し協力しなければならない。>
盧武鉉の当選と左派政権登場という挑戦に、韓国の保守層はインターネットと光化門交差点に進出し、「アスファルト(街頭)右派」運動(*左写真)を展開することで応戦し世論を掌握して、2007年の選挙で政権を取り戻した。朴元淳の登場にはどう対応すべきなのか?
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