趙甲済
李明博政府は、反国家的、反民主的、反写実的な高等学校の韓国史教科書を国家検定教科書として公認し、今年から未来世代への現代史教育権を親北-左傾勢力に渡した。迅速な是正措置がなければ、これは彼の最大の失政でありかつ犯罪的行為として記録されるだろう。6種の教科書の中でいくつかは大韓民国が赤化された後でないと見られない記述を載せている。
1.彼らは、共産党が主動した大虐殺である「大邱暴動」を、「10月蜂起」や「農民抵抗運動」と美化した。李大統領が北韓労働党総秘書でない限り、こういう教科書を許可することはあり得ない。
2.金日成と金正日の700万同族虐殺を省略した。李大統領が道徳不感症患者でなかったら、こういう教育をさせて正義感の無い市民を養成する訳には行かないだろう。
3.左偏向の教科書は、李承晩、朴正煕、企業家、国軍、米国に対する反感が目立つ。金日成と金正日に対する同情心が切ない。金大中、盧武鉉勢力に対する好感が普通でない。親北的、階級闘争的見解の教育を受けた学生たちは憲法が命令する、「北韓労働党政権の解体による自由統一」を拒否し北韓政権の対南赤化戦略の連邦制統一案を受け入れることで亡国の道を選択することになる可能性が高い。
4.平和時の大統領の最も重要な任務は、国家の正体性を守護することだ。国家の正体性は健全な歴史観に基づく。李大統領は大韓民国の現代史を否定的に見るよう若い世代を教えるようにすることで、国家の正体性守護という憲法上の義務に違反した。これは弾劾の対象だ。
5.韓国史教科書の歴史観は、憲法と真実・正義・自由という憲法的価値と一致せねばならない。普通の人々は教科書が、国家の目標、国家意志、国家の理想を盛込んでいると判断する。李明博政府が公認した教科書は反国家的、反民主的、反事実的、反歴史的な内容であるため国民を間違った方向に導く。
6.李大統領は反逆的教育の免許証を「全教組」教師などに与えたのだ。李明博の教科書は金大中と盧武鉉の教科書より遥かに親北的だ。李大統領は「銃声なき教科書クーデター」陰謀に加担した責任を取らないためには、直ちに反逆的教科書の機能を停止させねばならない。韓国で国家検定の国史教科書の反逆性に対する最終責任を取らねばならない人は大統領だ。大事なことを些少に取扱い、些少なことを大事に取扱うと謬りが生じる。だから、「ディテールの中に悪魔が潜んでいる」という言葉がある。しかも左偏向教科書の問題点に対しては李明博政府出帆後数多くの警告があった。李大統領は明け方に出勤して一生懸命仕事をする人と言われる。なのに、なぜこういう教科書を作ったのか? 親北的歴史観と同じ考えを持っているからか?
*来週の4月28日(木)午後2時、ソウル市内プレスセンター20階での「国民行動本部講座」(*講師は趙甲済)は、「高校韓国史」教科書の反逆性を分析、告発します。.
|