趙甲済
ハンナラ党が再び厳基永前MBC社長を江原道知事候補として迎え入れることを検討しているという記事が出た。昨年の夏、そういう動きがあった時書いた文を再掲する。
娼婦の倫理もない政権
聯合ニュースが、「ハンナラ党が厳基永前MBC社長の迎え入れを検討」と報道した。むしろ韓相烈を迎え入れろ。(趙甲済、2010-08-01)
聯合ニュースは、今日、与党の核心関係者が厳基永(*左写真)前MBC社長に会ってハンナラ党への迎え入れを推進したことが分かったと報道した。
この関係者は聯合ニュースとの通話で、「厳前社長は江原道平昌で小学校に入り、寧越厳氏で、太白・寧越・平昌・旌善地域に縁がある」、「それで、厳前社長に出馬を勧めるために、7月28日の国会議員再補欠選挙の前直接会った」と言った。
彼は、「厳前社長は、『今回の補欠選には出馬しないが、故郷のために働きたい』と言った」と伝えた。
この発言は、7・28補欠選には出馬しなかったが、江原道知事選挙がもう一度行われる場合は出馬を検討し得ることを示唆したものというのが聯合ニュースの分析だった。
厳基永氏がMBC社長の時、MBCが国家と民族にどういう問題を起こしたのかは世界が知り国民が知っている。MBCは、とんでもない「狂牛病扇動放送」で愚かな国民を街頭に出るよう扇動し、大韓民国の心臓部を3ヶ月間無法地帯にした元凶だった。世界の公営放送史上最悪の操作と歪曲だった。MBCのため外国人たちはMCD(Mad Cow Disease:狂牛病)でなくMKD(Mad Korean Disease:狂韓病)と嘲った。
こういう乱動の責任者を政権の核心部がハンナラ党の国会議員候補として迎え入れようとした。こういう政権は、今北韓に行って李明博政府を誹謗している韓相烈でも票になるなら迎え入れるかも知れない。こういう政権だから、親北・反米の働き手を大統領の首席秘書官として迎え入れただろう。売春婦ほどの倫理もない政権だ。
理念は、「共同体の利害関係に対する自覚」だ。つまり、共同体の敵と同志を区分できる能力だ。MBC放送は、大韓民国という共同体への危害要因だ。李明博大統領の「宣言」によって、敵と同志を区分する理念とは旧いものであるという教育を受けた与党は、自分たちの私益と政権延長に必要なら国家も売渡すだろう。これが「中道実用路線」の正体だ。
李明博政権は、政治を「虚無ギャグ」にしている。
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