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2010年08月25日 11:32
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吐気がする対北米支援の主張
実際に死んでいく人々の悲鳴には耳を塞いで「人道的」云々する話におぞましさを禁じ得ない。
金成昱
北韓住民を救うべきだということに反対する人があるだろうか? ハンナラ党類の対北米支援の主張も同じだ。反対する名分が弱いと見える。それでも対北米支援の主張は、限りなく心無く、限りなくおぞましく聞こえる。
 
心無いという理由は北韓が分かっていないためだ。平壌側に与える米は住民には届かない。成長する市場を殺し弱まる統制を蘇えらせるだけだ。金正日は軍糧米に回した後の残りの米を飢えた住民の統制に使う。米を押さえた金正日は、人民にやったり止めたりを繰り返しながら人民を独裁の奴隷として働かせる。結局、憎たらしい先軍政治の統治資金になるわけだ。
 
対北米支援を主張する人々は北韓が亡びたと言う。すでに滅びたから中国より先に先占しようという。どれほど愚かなことか?
 
北韓経済が駄目になった原因は武器を作り武器を輸入した結果だ。対南赤化工作にお金を費やした結果だ。北韓は武力を動員した韓半島の赤化に彼らの体制の命運をかけてきた。人民経済は収奪の対象であるだけだ。金正日は人民や経済には神経も使わない。
 
北韓と(南韓の)左翼の宣伝に騙されて、北韓が完全に滅びたかのように「ドル」や「物」を与えて「米」まで無闇に与えた結果は、軍事力と対南赤化能力の提高になって正確に戻ってくる。人道的だと? 北韓住民も救えず南韓国民を殺すのに使われるのに、何の人道があるのか?
 
対北米支援に「人道的」という修飾語を付けてはならない。北韓同胞は動物園の獣でない。彼らに与えねばならないものは「米」でなく「自由」だ。北韓の人道にそこまで関心の多い人々がどうして自由は話さないのか? 北韓という恐怖の大監獄に信仰の自由があるのか? 居住移転の自由があるのか? 職業選択の自由があるのか? 政治的意思表現の自由があるのか? 金日成肖像画に落書きをしたと政治犯収容所に全家族が入れられ、南韓行脱北を試みたと公開処刑される所が北韓ではないか?
 
北韓の人道に関心があるなら、中国で流離う数十万の脱北女性から救わねばならない。彼女たちは強制送還されると嬰児殺害、強制堕胎そして呪わしい子宮検査などあらゆるぞっとする苦痛に晒される可憐な人々だ。人道云々するなら「助けてくれ」と叫ぶ彼らを殺すなという話から言うべきではないか
? 手段も多い。本当に米が与えたいなら脱北者の強制送還中断の条件を付けろ!
 
脱北女性が強制送還後体験する苦痛は秘密でない。「運動場を100回まわるように命じられ60回をまわって失神して流産した女性」、「嬰児を早産させた後殺せと命令するや精神錯乱を起こした女性」、「強制的に薬品を注入して6ヶ月になった胎児を殺した場合」、「子供を出産した後ビニールで覆って殺したケース」、「妊娠女性に運動場を回るようにして腹を足で蹴って堕胎させたケース」...数多くの証言が、韓国政府が出した北韓人権白書に記録されている。
 
「妊娠した女性の腹を蹴飛ばすのは日常的」という脱北女性たちの証言は続く。ところが、これが脱北した女性の苦痛の全部だろうか? 男たちが体験する苦痛はこれより少ないだろうか? また、コッチェビとして流浪する子供たちはどうなのか?
 
実際に死んでいく人々の悲鳴には耳を塞いで「人道的」云々する話におぞましさを禁じ得ない。北韓住民2400万の人権を物にして、南韓国民4700万の安全を人質にして恩着せがましくふるまうのは危険極まりない。7千万民族の生命を心配する指導者がない。政治において正義が見られないからこの地がこの様子でこの有様だ。

 

*写真:北の市場(上)、中国で逮捕された脱北女性(下)

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記事: 洪? (hyungh@hanmail.net)  
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