朴・ジョンウ(自由アジア放送)
MC:北韓がビルマの核開発を支援しているという疑惑が提起された中、ビルマの核開発は、東南アジア全体を不安定にさせると米行政府の高官が警告しました。パク・ジョンウ記者が報道します。
北韓の支援によるビルマの核武装は、東南アジア地域全体の安定に影響を及ぼしかねないとスコット・マルシエル国務部東南アジア担当副次官補兼東南アジア国家連合大使が表明しました。
マルシエル副次官補は、6月10日、米下院外交委員会傘下のアジア・太平洋小委員会が主管した聴聞会に出て、北韓とビルマ間の核協力疑惑に関心をもって観察中、とこう証言しました。
マルシエル副次官補:We"ve certainly read with interest the recent reports on possible nuclear initiative by Burma. I can"t say too much of it in an open hearing,but obviously we follow it very carefully. (北韓とビルマ間の核協力疑惑に関する報道に関心を持って調査中です。公開聴聞会で多くの話はできませんが。)
マルシエル副次官補は、それと同時に地域安保全体を不安にさせるビルマの核開発に劣らないほどビルマ軍事政府の在来式武器増強もやはり地域安定に影響を及ぼすと警告しました。
マルシエル副次官補:So we"re looking at both of those questions very closely. (ビルマの核開発だけでなく在来式戦力の増強も細密に観察中です。)
数日前、ビルマの亡命者らが運営する「民主主義の声放送」は、亡命した前ビルマ軍将校が提供した写真と文書などを基に、軍事政府が北韓の支援で核兵器を開発中と報道しました。
これに対して、ビルマ政府の高位関係者はこのような疑惑を全面否認したが、国際原子力機構、すなわちIAEAは関連文書を検討中と表明するなど、北韓とビルマ間の核協力疑惑を巡る論議は治まっていません。一方、アメリカ政府は北韓とビルマ間の核協力疑惑を含むビルマ問題を専担する特使の人選のための作業を行っていると伝えられています。
www.rfa.org 2010-06-14
*写真説明:2008年11月26日平壌の人民武力部でビルマ陸海空連合司令官のShwe Mann将軍と朝鮮人民軍総参謀長の金格植大将が諒解覚書に署名した後握手(RFA Photo)。
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