ニューデーリ
貨幣改革で一般住民たちは財布がすっからかんになり、コッチェビ(流浪乞食)世代が増えつつあるが、平壌の富裕層では韓国製品に対する需要が2倍以上増えたと、「開かれた北韓放送」が3月10日北韓と貿易をする丹東の朝鮮族商人の話を引用して報道した。
去る2月28日に平壌へ行ってきた丹東のある朝鮮族の商人は、「今平壌市内で韓国産製品に対する需要が貨幣改革以前に比べてほぼ二倍に増えた」と伝えた。彼は、「各種韓国製品に対する需要が貨幣改革以前より二倍近く増え、税関の取締にもかかわらず韓国産を持込んで売ろうとする人々が相当増えた」と言った。
新義州税関では韓国産であることを分かっても商売用の品物でないと判断される少量の製品に対して「Made in Korea」や「原産地:韓国」という表示さえなければ通過させる模様だ。
この商人は、北韓で韓国製品の需要が増えた理由に対して「一般住民たちは金がないが、北韓には金持ちらも多い。富裕層は貨幣改革後北のカネ(新札)を信頼せず現金よりは品物の保有を好む」と放送に話した。貨幣改革後富裕層は現金よりは物の保有を好み、韓国製品は最高級という認識から韓国製品に対する一種の買占め現象が起きているという。このため貨幣改革後むしろ韓国産製品に対する需要が急増する異常現象が生じているという説明だ。「開かれた北韓放送」は平壌に100万ドル以上を持った金持ちが1000人以上いると推定した。
朝鮮族の商人は、北韓で人気のある韓国製品としてネックレスやイヤリングなどの贅沢品、三星やLGのTV、DVD、デジカメ、コンピュータ(ノートブック)をはじめ家電製品、そしてシャンプーやリンス、芳香剤、脱臭剤などの化粧品類と各種衣類などを挙げた。
彼は、また「韓国産を使用してみた人々の反応が良くなりつつおり、今は日本産や中国産より韓国産が最高という認識が北韓住民の間に広まっている」と付け加えた。
|