1月27、28日の2日間にわたって北朝鮮軍が韓国側に砲撃を行ったことについて、韓国政府筋でTOT攻撃の訓練だったとの見方が出ていることが明らかになった。
TOT攻撃とは「タイム・オン・ターゲット」の頭文字をとったもので、複数の砲台から発射したミサイル(砲弾)が攻撃目標に同時に着弾する方法を意味する。
2日間の砲撃訓練で標的にされたとみられるのは白翎島と延坪島。いずれも西海(黄海)上の北方限界線(NLL)を挟んで北朝鮮と対峙する島だ。
北朝鮮は午前・午後・夜間の3回に分けて砲撃を実施。2日間で約100発が発射されたと見られている。
北朝鮮軍は26日にもNLL付近に戦闘機約10機を航行させた。韓国軍はこれに対しスクランブル発進を行い対応した。
北朝鮮は砲撃について「演習の一部」と発表。韓国側は「重大な挑発行為」だとして遺憾の意を表明している。 |