開かれた北韓放送
北韓内部筋によれば、貨幣を捨てるか燃やす行為など、「貨幣改革」に反する行為を政治的に厳罰するという非公開指示文が12月3日-4日頃、各道の保衛部を通じて下されたという。「貨幣改革」期間に貨幣交換と関連した不正行為を政治的角度から分析して徹底に探し出せというものだ。
消息筋は、「12月4日の夜明けに咸北清津市の輸城川の水に100ウォンと1000ウォンなど旧札がたくさん入ったリュックサックを誰かがまるごと捨てた事件があった。保衛部からこの事件の主犯を探し出して厳重対処せよ」という指針があったと言った。それで、清津市保衛部と咸北道保衛部がこの事件の主犯を探し出すため専門チームを作って取組んでいるが今まで逮捕していないという。
また、保衛部はこれと関連して「人民が貨幣交換に誠実に参加するためには、思想事業を先行して政治思想的に覚醒するようにせねばならない」という内容の指針を出したと消息筋は伝えた。特に、貨幣を捨てるか燃やす行為に対しては「即時報告体系」を立てて、これから一ヶ月間非常待機に入るように指示したという。
消息筋は、「北韓が貨幣改革に反する行為を厳罰しようとするのは、不法を防ごうという意図もあるが、より重要なことは旧札に金日成の写真が印刷されているためだ」と分析した。
一方、北韓では新聞や書籍の金日成と金正日の写真を「たたんで毀損した場合」も最大の政治的不法行為と看做している。そのため「貨幣改革」と関連した今度の政治的厳罰と捜査がこれから北韓住民たちをどれ程苦しめるのかが注目される。
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