趙甲済
2000年の「6.15宣言」4項は、<南と北は、経済協力を通じて民族経済を均衡的に発展させ、社会、文化、体育、保健、環境など諸般分野の協力と交流を活性化して、互いの信頼を固めていくことにした>となっている。「経済協力を通じて民族経済を均衡的に発展させるためには」、良い暮らしをする韓国が、貧しい北韓を無条件助けて、北韓の生活水準と南韓の生活水準をバランスが取れるように合わせるしかない。一種の下向平準化だ。
2007年の「10.4宣言」は、<経済協力事業を、共利共栄と有無相通の原則をもって発展させていく>とした。この言葉は、持っているものが無い北韓政権が、持っているものが多い南韓を、「有無相通」の精神に立って、せびり取るという意味だ。「有無相通」とは、持っている人が持ってない人を助けるべきだという意味であり、経済原理や相互主義に反する言葉だ。
金大中と盧武鉉は、金正日に韓国の国富を捧げると誓った格好だ。
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