金成昱
統一部から、法人設立不許通告を受けた。私は去る4ヶ月間、青年右派団体の「無限前進」を基礎に、「自由民主主義の統一」を指向する「韓国自由連合」という名称の法人設立を進めてきた。
多くの人々が反対した。「統一部はまだ左翼が多いから許可しないはずだ。行政自治部や地方自治体のほうに申請しなさい」という要旨だった。実際、政権交替後、多くの保守団体らは行政自治部や地方自治体を通じて社団法人として登録した。
統一部に拘った理由は、「自由民主主義統一」を指向するというアイデンティティを護りたかったからだ。統一部の許認可の非営利法人を見れば、「脱北者同志会」や「北韓人権市民連合」のような正常的団体は少数で、大部分が「6.15宣言」方式の統一を指向する左派団体だ。《朝鮮労働党を平和的に解体して自由統一を成遂げよう》という憲法的決断を実践する団体が、統一部を通じて出なければならない。これは私の所信だった。それで楽な道の代わりに難しい道を選んだ。
統一部の法人設立の手続きは至難な過程だった。行政自治部や地方自治体を経た他の保守団体らは2千万ウォン以下の残高と要式的書類で通過したというのに、統一部は5千万ウォンの残高を要求した。書類自体を返戻することも繰返された。理事たちの署名を受けて提出すると、いくつかの文句を問題にして返戻し、これを補完して提出すると、また他の文句を持って返戻した。そのことが何と5回。これで大丈夫だと思ったら、担当事務官から電話がきた。事業計画書と金成昱代表および理事たちの活動実績を補完しろとの要求だった。再び書類を作り、私を入れて「無限前進」の既存活動を写真と共に編集して送った。去年8回の「自由統一セミナー」と「自由統一花郎大会」などを開催した資料も添付した。
しばらくして、統一部から電話がかかってきた。法人許可を不許するという内容だった。抗議したが、電話をかけた人は「自分は知らない」、「審査した人は他の人」と言い逃れた。
統一部が摘示した不許可の理由は二つだった。「事業計画が具体的でない」とのことと、「役員の統一運動関連活動経験と専門知識などを勘案すると、目的事業の実現可能性が高くない」という。話にもならないごり押しだった。統一部は事前にこれを許可の可否条件として話したこともなかった。「役員予定者の活動経験と専門知識」云々した部分には怒り心頭に発する。いったいどの程度の活動経験と専門知識があってこそ統一運動ができるというのか?
統一部が「統一運動の活動経験と専門知識」があるので許可を出したという法人らを見ればあきれる。「平和を作る女性会」のように昨年の「狂牛病乱動」の主役だった「狂牛病国民対策会議」に参加した団体から、「わが民族一つになる運動本部」のように「国家保安法国民連帯」に参加して、保安法撤廃闘争を展開しながら、いわゆる「対北支援」に先頭に立ってきた団体、「東西南北フォーラム」のように「6.15精神を継承した南北和解協力」を目指す団体らが、統一部の許認可非営利法人の主流をなす。インターネットで検索しても出ない名目上の団体も多い。
甚だしくは、「民族和合運動連合」、「祖国平和統一仏教連合」、「統一迎え晩春文益換記念事業会」のように、「統一連帯」に参加した団体も多い。「統一連帯」は、2005年9月、仁川のマッカーサー銅像破壊を策動し、駐韓米軍撤収を叫んできた代表的な親北団体で、2008年、「韓国進歩連帯」へ吸収された。
統一部は、「朝鮮労働党を平和的に解体しよう」という私たちの団体の主義・主張に当惑したのかも知れない。だが、憲法の命令である自由統一をしようという団体はあらゆるけちをつけて退け、反憲法的な「6.15」実践と駐韓米軍撤収、国家保安法撤廃、マッカーサー銅像の撤去を謀る団体らは、「統一運動の活動経験と専門知識がある人々の集団」として許可を出した。
この前、私はこういうコラムを書いた。
<赤と日和見主義者らはスクラムを組んで、愛国者たちの国政への進入を必死で阻止する。前者は「理念」のため、後者は「利益」のため、互いに聯合し連帯した。赤は愛国者らを自分たちの理念を破壊する敵と見做し、日和見主義者らは彼らの利益を奪う敵と見る。
「赤+日和見主義者の連合」や連帯構造が解体されない限り、韓半島の現状も打破されないだろう。北韓で信仰と良心の自由、人間の尊厳と価値が回復される救援の理想も、「統一韓国」が北韓を再建して一流国家へと跳躍するビジョンも不可能だ。左傾理念と物質的利益で一丸になった韓国の未来は、南米化、赤化、希望のない世の中だ。われわれの息子たちは金持ちの国へ出稼ぎに、娘たちはソ連崩壊後のロシア舞姫たちのように第3世界を彷徨うかも知れない。>
この国の希望は、作らなければ存在しない。私たちが必死にならざるを得ない理由がここにある。 必死に作ってこそ、自由統一の希望も、北韓救援の希望も、一流国家への希望も生まれるはずだ。
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