金正日(67)が最近健康悪化で血液透析治療を受けているという主張が出た。
「開かれた北韓放送」の河泰慶代表は、7月30日、「平和放送ラジオ」の「開かれた世界の今日、李・ソクウです」とのインタビューで、「金正日が糖尿性慢性腎不全症の悪化で、腎臓に大きな問題が生じ、一週間に2~3日程度ずつ血液透析治療を受けているということが複数の筋を通じて確認された」と話した。
金正日は、2006年の中国訪問の時、体重が減ったように見えたが、手が相当腫れ、脱毛が進行した姿が撮影されて「腎不全症を病んでいる」という観測が提起されていた。腎不全症の場合、腎臓で毒素をろ過して小便で排出する機能が落ち、手や足が腫れる。反面、エネルギー代謝の効率は落ち、蛋白質が小便で排出されるため、病状が悪化すれば体重が速く減るからだ。
河代表によれば、去る5月の核実験と金正日の健康は関連がある。河代表は、「(病状が)以前は透析をするほどではなかったが、この5月頃の核実験前に透析せねばならないほど悪化したのが確認された」、「核実験を急いでしたのも金正日の健康悪化、健康危機が(北韓権力)内部の動揺へと拡散するのを防ぐために急いでやったとのことだ」と話した。
河代表は、金正日が健康問題で自信感をなくして後継者問題で速度を出しているようだと評価した。彼は、「今年のはじめには金正雲の名が知られなかったが、5月の核実験以後から軍隊と党組織を中心に金正雲の業績を称賛する内容が党と軍に拡散した」と言った。河代表は、「消息筋から『金正日のパワーが100なら、今金正雲のパワーはおよそ20程度』という比喩を聞いた」と付け加えた。
|