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2009年07月07日 00:00
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DJ(金大中)の暗い歴史観の正体は?
金大中は何がそこまで悔しくやるせないのか?
柳根一(元朝鮮日報主筆)
 
DJは、「独裁、保守政権50年ぶりに民主主義をちょっとやってみようとしたのに,,,」といいながら、「悔しくてやるせない」と言った。彼が大韓民国の現代史をどう見ているのかということが改めて明らかになった。歴史というのは、明るい流れと暗い流れを同時に見てこそ正しく読める。明るい流れだけを見ても歴史のわい曲だが、暗い流れだけを見ても歴史の歪曲だ。

DJは自分と盧武鉉のみが明るい部分で、残りは全て暗い流れと見ているようだ。少なくともその言葉一つによれば...彼が暗い流れと片付けてしまったことになった「彼と盧武鉉以外のすべての時代」にも、明るく光る部分はいくらでもある。大韓民国の建国、自由・民主・共和の憲法制定、9.28収復、戦後の復興、産業化の成功、情報化の着手、1987年以後の盧泰愚と金泳三政府の民主化、オリンピック開催、世界化時代の開幕...など。

こういう過程を経て大韓民国は金大中-盧武鉉の左派時代の自害を経ながらも屈せず耐え抜いた。「維新時代」類の険悪な場面もあり、苦しいことも多かったが、それでもわれわれは全体的には「まあ本当に奇跡のような国運だった」と感心している。
 
其の上、維新時代や80年代に監獄へ行った人々の暗い思い出だけでなく、産業化や情報化の過程で他人が認めようがしまいが汗を流して貿易、電子産業、造船、鉄鋼、重化学工業、津々浦々のインフラの拡充の第一線で、青春を燃やした近代化革命の当事者らのやりがいのあった思い出もまたこの地を明るく照らしているのが事実だ。
 
「民主化」のため苦労した人々の中にも、彼らの苦難が大韓民国の発展のためのものであって、大韓民国の現代史に対する憎悪や呪いを浴びせるためのものでないと考える人々が明らかに一つの軸をなしている。
 
大韓民国はこのように、われわれ皆がどの政派に属しようが、皆共にその中で生まれて、育ち、学校に通い、恋愛をして、結婚し、子供を産んで育てた、それでその時々のわれわれの喜怒哀楽と情熱と愛情と成就感がにじみ出る、われわれの誇らしく大切な母胎で基盤であり母だ。たとえ永い年月苦労したとしても、とうてい憎めないのがその母胎だ。ところが、DJの言葉からは、どうしてもそのような類の愛情が感じられない。ただ感じられるのは「金大中、盧武鉉時代のほかは全部が『犬xx』ということの外には...」
 
その一方で、金大中は、大韓民国の成功した歴史と北側の3代世襲首領独裁の失敗した歴史を比較はしない。彼は、李明博時代の韓国の「民主主義の危機」は指弾しながらも、金正日の治下の「人間の初歩的な生存条件の危機」に対しては別に痛みと怒りを感じないようだ。「北側に悔しい面がある」とは思いながら、である。
 
「民主化の過程」でDJ自分だけが苦労したのか? 大統領級だけを数えても、例えば金泳三元大統領がDJより苦労しなかったとは言えない。いわんや、盧武鉉前大統領は民主化運動の「経歴」においては金芝河、李哲、柳寅泰に比べて名乗りを上げられる位置でもない。
 
たとえうんざりするほど苦労したとしても、DJぐらいの立場では、もうそのような形の「悔しさ」を抱いていてはいけない。「民主化」はとにかくもう大勢になった。そして彼は大統領もやり、ノーベル賞も貰った。心残りが到底あり得ない人だ。だから「後輩たちがよくやってくれるのを望むだけ」と言い、元老としての円熟して高尚な姿を見せるべき歳だ。なのに、彼はどうしてもそれがうまくいかないようだ。真に美しくない。
 
柳根一の耽美主義クラブ http://cafe.daum.net/aestheticismclub/ 2009.07.04
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