趙甲済
1.国務総理直属の「民主化補償審議委員会」は、大韓民国を暴力で転覆すると言った社会主義革命家らまでを「民主化活動家」と認め、巨額の国家予算をもって補償している。韓昇洙国務総理は、自らの指揮下でこのようなことが行われていることを知りながら傍観している。共産革命でなければ絶対に有り得ないことらが起きても、李明博政府は見物だけしている。これは国に対する大統領の背信行為ではないか?
2.慶尚南道の統営市は、巨額の国費を投じて、「ヨーロッパ駐在大物北韓工作員」(安全企画部の判断)だった尹伊桑を記念する国際音楽堂を建てることにした。ハンナラ党や大統領がこの事業を支援している。この地球上で、国家反逆者を讃える建物を建てるのに、国家がお金を出す場合があるのか? 李明博大統領は歴史に反逆の後援者として記録されたいのか?
3.「大韓航空機爆破犯」の金賢姫氏は、左翼勢力のとんでもない疑惑提議により、一種の人民裁判に掛けられている。彼女は、裁判所で3審、国家情報院(過去事調査委員会)で4審を受け、今は「真実和解委員会」で5審に掛けられている。金正日が指令した「大韓航空機爆破事件」を安全企画部がやった事件として覆し、金賢姫氏をにせ物に仕立てるこのような勢力を膺懲できない国は国でもない。現代建設の会長の時、大韓航空機爆破で数十人の会社職員を失った李明博大統領は、怒ることもできない人か?
4.左派政権下の「統一部」は、憲法に正面から違反した、事実上の対南赤化戦略文書である「6.15反逆宣言」の執行部署だった。李大統領は、左翼らの道具だった統一部を改革できず、左翼附逆(反逆)者らの上に浮いている身になった。統一部は、自分たちが左派政権の顔色を窺って無視してきた脱北出や拉北者家族の集いが、北韓住民に真実とお金を届ける風船を飛ばすや、彼らを検察に捜査依頼するという。金正日の心気の安定を、大韓民国の安全よりもっと大切に思うこのような統一部が、今まで南北韓の反逆勢力に提供した国家予算は、利敵勢力を支援した軍資金だった。このような反逆的事態を放置する李大統領は、憲法と国家が恐ろしくないのか?
5.民主労働党の綱領と政策と行態は、北朝鮮労働党政権の対南赤化戦略に同調するものだ。民主労働党は、街頭で(ロウソク乱動)、国会で不法暴力を日常行う。民主的基本秩序を正面から違反したこの組織は、憲法第8条が規定した違憲政党であるから、政府が必ず憲法裁判所に解散を要求しなければならない。李明博政府はここでも職務を遺棄している。
6.政府は、国民の財産である空中波を借り、放送法を全面的に、持続的に違反し、国民の法秩序意識を崩壊させている、それで共同体の倫理を破壊するMBCに対して、許可取り消しの手続きを取らねばならない。政府は、左偏向の教育で学生たちの魂を汚染させ、大韓民国には不利で主敵の金正日政権には有利な行動をする世代を養成している「全教組」の不法行為に対しても、法による措置を取らねばならない。未来世代を破壊するMBCと「全教組」をそのまま置いては、自由統一も一流国家の建設も不可能だ。
7.李明博政府とハンナラ党は、不法暴力を恣行する勢力に立向かう警察を支えず、むしろ不法暴力勢力の顔色を窺うことで、公権力を自ら弱化させ、国民を不安にしている。李大統領は、政権と与党からの支援なしでほぼ一人で暴力勢力を鎮圧してきた警察の任期制の総帥(内定者含む)を、1年間で二人も退くようにして警察の志気を落とした。その被害を国民が被っている。
8.有権者たちが、大統領選挙や総選を通じて、李明博候補を大統領にし、ハンナラ党に多数議席を与えたのは、不法を日常行う左翼の馬鹿騒ぎ勢力を法によって処罰し、安保と法治を立てて、その土台の上で経済や福祉を増進させろという命令だった。李大統領は、国会と地方自治体の多数を掌握し、前例のないほど強力な権力を持ったのに、国家理念を放棄して、その延長線上で法治の守護者としての職務まで投げることで、事実上法治破壊の道を歩んでいる。今や国民は、主権者の立場で李明博大統領に峻厳な警告をしなければならない。法治守護の責任者が、勇気の不足でその職務を放棄することは、法治を破壊することよりもっと不義だ。国民は、不法の勢力と戦うほど、不義の政府とも戦わねばならない。卑怯な権力者は神様も救済できないが、行動する国民は国を護ることができる。
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