鄭昌仁(独立新聞主筆)
報道によれば、統一部は、2月18日、民間団体が「北韓貨幣」を無断搬入して(風船で)北側へ散布したことに対して、検察に「南北交流協力法」違反の嫌疑で捜査を依頼する予定だと明らかにした。統一部は、昨年の11月にも、北側が要求した通り対北ビラ散布を止めるため「高圧ガス安全法」を適用することを検討すると発表して物議をかもしたことがある。今回の北の貨幣搬入に対して検察に捜査を依頼するのも、結局統一部が北韓の要求に屈服して対北ビラ散布を止めるため市民団体を苛める行動だと見るしかない。北側の要求により自国の統一運動団体を弾圧する統一部はだから解体されねばならない。
統一部はなぜ存在するのか? まさに憲法第4条の規定により北韓政権を倒し、大韓民国が中心になって自由統一を成就するため存在する。しかし、現在の統一部は、むしろ北の共産軍事独裁政権と和解・協力および共生を追求し、国土の永久分断を企んでいる。そして北側の要求により自国の統一団体や統一運動を弾圧するため必死のあがきをしている。このような統一部は反逆の部署だ。当然解体されねばならない。
そして、われわれは、去る金大中政権の下で北側の要求に屈服して、洪淳瑛統一部長官を辞退させた以来、北側の希望に合う人物を統一部長官に任用したことも徹底的に調査しなければならない。もし、当時の大統領たちが統一部長官を金正日の要求に応じて任用したとすれば、反逆罪として処罰することも積極的に検討しなければならないだろう。
北韓へのビラの散布は、統一部が主導するか、あるいは民間団体を支援、または依頼して、北韓政権の崩壊を促進させるのが当然なのに、むしろ北の共産軍事独裁者の機嫌を取るため統一団体や統一運動を弾圧することを、われわれ国民は到底容認できない。こういう反逆の統一部は解体して、愛国の統一部を新しく建てねばならない。新しい統一部は、憲法第4条により、自由民主的基本秩序に立って、統一政策を樹立して推進しなければならない。
[鄭昌仁独立新聞主筆]http://blog.chosun.com/cchungc
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