金成昱
ソウル南部地方法院の民事16部(梁鉉周部長判事)は、2月17日、「米国産牛肉に対するわい曲報道で、社会的混乱を招いて精神的苦痛などを受けた」と、国民訴訟人団2455人がMBC放送のPD手帳を相手に提起した損害賠償訴訟を棄却した。
裁判部の判決文は、納得し難い部分が多い。一部を引用すれば以下のようだ。
「PD手帳は、時事告発プログラムとして、多少の誇張され扇情的であり得るが、国民の知る権利を保障する役割をなすという点を考慮する時、内容に不正確な部分があり、多数の視聴者が精神的苦痛を味わったとしても責任を問うことはできない」
「(上のような家族、知り合い、同僚らの間の)見解の対立は、むしろ民主主義社会で必然的に甘受せねばならない世論形成と収斂過程での陣痛と言える故、このため原稿らが精神的苦痛を受けたとしても、これも受忍限度を超えるものと見難い。」
MBCのPD手帳の「狂牛病扇動」は、数回も繰り返された。故意的な捏造放送だったし、これによって天文学的な社会的費用を払わねばならなかった。こういう報道に対して責任を問えず、民主主義社会で必然的に甘受すべき陣痛であり、受忍限度を超えると見難いとは?
ノノデモの訴訟の主審判事は、千正培議員(民主党)の長女の千至誠判事だ。裁判長は梁某部長判事だが、判決は主審判事の意見に従う場合が多い。
司法府内の主流は、いわゆる「進歩的」だ。腹いっぱいで背暖かい彼ら進歩的(?)法律家らは、実は北韓解放と自由統一の偉大な現状打破に立ちはだかる守旧勢力だ。彼らは、馬鹿騒ぎ勢力を庇護しながら、良い世の中が来るはずだと錯覚するかも知れないか、そのような未来は南米化された無秩序や混乱と赤化のはずだ。
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