金成昱
平壌の「祖国平和統一委員会」が1月30日、南・北間の「政治、軍事的対決状態の解消と関連したすべての合意事項ら」に対する無効化を一方的に宣言し、1991年12月13日締結された「南北基本合意書」と「付属合意書」の中の「西海の海上軍事境界線に関する条項らを廃棄する」と宣言した。
「祖平統」は30日発表した声明で、「今日の朝鮮半島の情勢は、南朝鮮保守当局の無分別な反共和国対決策動によってますます緊張しつつある」と言い、NLL関連内容を指摘してから、「われわれはその条項らを完全に且つ終局的に廃棄することを公式宣布する」と言った。
「祖平統」の今回の声明は、1月17日の対南全面対決態勢を宣言した北韓軍総参謀部のスポークスマン声明に続くもう一つの対南恐喝だ。反国家団体である北韓政権が大韓民国の自由民主的基本秩序と両立できないことを確認してくれた連続挑発だ。
政府は、この際、北韓の言いなりになってきた左派政権10年間の従北的慣行を整理し、南北関係においての主導権を回復しなければならない。まず、1991年12月31日、南・北が締結した「韓半島非核化共同宣言」の無効化を宣言せよ。この宣言は北側の「駐韓米軍撤収」扇動の材料として悪用されてきた。何よりこの宣言は、2006年北朝鮮の核武装ですでに死文化した。
政府は強盗の脅迫に屈服せず、憲法が付与した権能をもって悪に対敵せよ!われわれは北韓より100倍以上の経済力を持ち、世界最強の自由民主主義の軍事大国と同盟関係だ。自由と真実と正義の方に立つ韓民族の民主基地だ。恐れることはない。何が恐ろしいのか? 偽りと不法と暴力を動員した反逆勢力の挑発を膺懲せよ!
大統領は「ロウソク乱動」-「国会乱動」-「龍山乱動」を企図してきた韓国の親北勢力の清算に立ち上がれ。外国の共産党も憲法は認める。韓国の左翼は憲法と国家を否定し、反国家団体を追従する反逆勢力であり、清算の対象であるだけだ。反逆者らに対する寛容は、戦争が終わった後でこそ可能だ。
www.chogabje.com 2009-01-30 10:28 |