自由北韓放送
黄長燁北韓民主化委員会委員長は、李明博政府の対北政策のため南北関係の梗塞が深刻化しているという政界一部の主張に対し、「南北関係に対する概念そのものが間違いだ」と話した。
黄委員長は、12月1日の自由北韓放送とのインタビューの中で、「金正日との関係が良くなると南北関係が梗塞でなく、関係が悪くなると梗塞だというが、(南北関係を)梗塞させるのは金正日だ」とし、このように指摘した。
黄委員長は、「北朝鮮の主人は2千3百万の住民たちであって金正日でない」、「北の2千3百万との関係を梗塞させることが本当の(南北関係の)梗塞だ」と強調した。したがって「本質は、韓国国民と北朝鮮の2千3百万が近づくことが重要だ」と付け加えた。
また、「DJ(金大中)のような人々が意味も分からず『南北(関係の)梗塞』というが、金正日と親しくなることが、南北関係を梗塞させることだ」と話した。
引き続き、「韓国人の頭を混乱させる張本人が、まさに太陽政策を主張する人々だ」とし、「金正日に陽光、すなわち援助を与えて独裁が服を脱いだのか? 金正日が2千3百万を完全に押さえて支配しようとする欲望がなくなったのか?」と反問した。
最近、民主党の崔宰誠代弁人が、北朝鮮にビラを散布する脱北者団体を「売国団体」と呼んだことに対して、黄委員長は「金正日を反対することが売国なのか」、「3百万人を餓死させ、国中を監獄にしたことが反逆者でなく、それに反対した人々が反逆者と言えるのか」と叱責した。
黄委員長は、最近(「親北」)野3党が、政府の対北政策の転換を促したことと関連して、「李明博政府が仕事が上手くできず(南北関係を)梗塞させたというが、このような人々こそ、金正日の手先のような者らだ」と指摘した。
黄委員長は、「開城工団は、金正日が韓国の資本家らを取り込み、外貨を稼ごうとすること」とし、「そのため(北朝鮮の)大学生らを開城地区に送れと言っても絶対に行かせない。(北朝鮮の)大学生らを(開城に)行かせることになったら(われわれが)何億ドルを与えても損でない思う」と話した。
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