韓国政府系シンクタンクの韓国開発研究院(KDI)は9日発表した「11月の経済動向」で、韓国経済について「建設投資が委縮し、輸出の増加ペースが鈍化しているものの、消費を中心に景気が多少改善している」と診断した。5月に「景気の鈍化」に言及して以降、初めて「景気改善」の表現が使われた。
KDIは6月に景気が「微弱な状態」、7月は「低い水準」としていたが、8月には「消費環境が部分的に改善」、9月は「消費を中心に景気不振が多少緩和」したと判断していた。まだ景気が良いとまではいえないものの、8月からの景気減速の緩和がさらに進んだとした。 |