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最終更新日: 2025-03-25 16:19:21
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2025年03月25日 16:12
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新解釈日本書記「続」応神 幻の大和朝廷 第74回 伴野麓


顕宗紀〕

顕宗の母系はアマノヒボコの後裔


『古事記』が記す意祁・袁祁の2王子の名称は、彦坐王に由縁の意祁都比売・袁祁都比売の姉妹の意祁・袁祁と同じだ。彦坐王はアマノヒボコ(天日槍・天日矛)と同人(神)格とされているから、意祁・袁祁はアマノヒボコに通じる名称ということになり、アマノヒボコの後裔と見ていいことになる。
ただしそれは、母系の面からいえることで、父系の面からは、沸流百済系の大王であることに間違いはないと思われる。ところが、子は、母系に強く影響を受けるものであり、母系社会を体現する存在だといっても過言ではない。
顕宗・仁賢2王子を生んだ生母は蕙媛(はえひめ)とされ、その系譜は、葛城襲都彦↓葦田宿禰↓蟻臣↓荑媛=市辺押磐王↓[居夏媛+億計王+弘計王+飯豊青媛+橘王]というものだ。荑媛の父の蟻臣の蟻は、韓語でアリ・アルと訓まれる鴨の氏族であることを暗喩している。
兵庫県豊岡市中郷森下に鎮座する葦田(あしだ)神社の祭神は、天麻止都袮(あまのとつね)で、アマノヒボコの随神である天目一箇(あまのひとつね)と同人(神)格とされている。菁媛の祖父の葦田宿禰は、その祭神の後裔という可能性もある。億計・弘計の兄弟は母の〓媛の影響を強く受けたと思われ、アマノヒボコ王朝の栄光を憧れにしたとも考えられる。

”韓隠し”を”正統”史学のように見なす

雄略の没後に星川王子の叛乱に吉備勢力が呼応し、蝦夷の勢力も乱を起こすなど内乱状態となり、清寧は即位できずに消えていった存在であったことを明らかにした。それに、飯豊青媛の奇妙な不交宣言があって、飯豊青媛が10カ月ほど称制したが、その不交宣言はクーデター宣言であった。つまり、飯豊青媛は清寧の正妃であったからこそ、誰もが認めざるを得ない称制が可能であったということだ。
『記・紀』には、清寧は妻もなく子もないと記されているが、実際は、『旧事本紀』に手白香媛という娘がいて、第26代継体の正妃となっている。それは、清寧と飯豊青媛との間の子であろうと見られている。飯豊青媛の不交宣言は、清寧との離婚宣言であったということだ。
飯豊青媛の称制を実現させたのは、平群氏を中心とする勢力だと見られ、その後に顕宗が即位するが、播磨の地で億計=意祁(仁賢)・弘計=袁祁(顕宗)の2王子が発見されたことを、清寧は喜んだとしているが、その時はもう清寧はこの世の人ではなかったと思われる。

2503-26-06 6面
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