15日、公捜処と警察は尹錫悦大統領を内乱容疑で身柄拘束した▼尹大統領弾劾に反対する大規模なデモが全国各地で展開されている。デモ参加者たちは、弾劾を主導する野党に対して強い反発を示し、弾劾が政治的動機によるものであり、韓国の「民主主義に逆行する行為」であると主張▼支持者らは保守層が中心だが、規模や参加者にこれまでとの違いがみられる。ソウル市中心部の光化門広場では、100万人規模の集会が開かれた。地方都市でも連日のように集会や街頭行進が行われている。これまで保守の支持層は中高年の男性が中心であったが、今回は若者や女性の参加も目立っている。大統領官邸の周辺でも「大統領を守ろう」として連日、数千人が集まっている▼韓日のテレビや新聞などのオールドメディアは、光化門からソウル駅へと続く鍾路が100万人の尹大統領支持者で埋め尽くされた状況を報道していない。戒厳令発令=悪という前提で批判的な論調が張られているが、尹大統領側の主張や反論はきちんと報道されていない。今後、より正確な情報の発信が重要となる▼戒厳令発令が韓国社会に大きな混乱と不安をもたらしたこと、国際社会から韓国の民主主義に対する懸念の声が上がったことも事実。だが、なぜ戒厳令を宣布しなければならなかったかという背景を分析して報道すべきではなかろうか。戒厳令発令は大統領権限の統治行為だ。不正選挙を暴き韓国を正常化するために行ったものだ。不正選挙こそ”内乱罪”と言えるだろう。 |