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2021年01月20日 00:00
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寒波の中の夜間閲兵式
「人民大衆優先主義」の素顔

 平壌で14日の夜、第8回党大会を祝う閲兵式が行われた。寒さのせいか、3カ月前の党創建75周年記念深夜の閲兵式より1時間ほど短かった。前週の第8次党大会で、労働党の指導理念を「人民大衆優先主義」に変えた金正恩は、寒波の中、照明で平壌を舞台にし、パレードを楽しんだ。狂気のヒトラーを彷彿させた。
零下8度の寒さの中、革のコートを着て手袋をはめたのは金正恩だけだった。主席団の他の幹部らは手袋なしだった。閲兵式でSLBM北極星5号が公開されたが、本物かは疑問だ。
今回の党大会では趙甬元(党組織秘書、政治局常務委員、党中央軍事委員)が金正恩の最側近として浮上した。趙は閲兵式で金正恩、金与正、玄松月だけが着用した革のコートを着たが、彼も前任者たち同様、いつまで地位を保てるだろうか。金正恩が党大会で組織整備を強調したのは、党大会を36年間、開かなかった父の金正日を暗に批判したも同然だ。北側は南北関係が板門店会談前に戻ったと言った。17日の最高人民会議に金正恩と趙は参加しなかった。

2021-01-20 1面
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