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最終更新日: 2020-08-10 19:12:58
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2020年07月29日 00:00
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ノースコリアンナイト~ある脱北者の物語(35)7月猛暑下での政治行事の過酷
「北送事業」から61年

たんぽぽ

 北朝鮮の国民にとって5月と6月は梅雨と「麦峠(春窮期)」と農村支援戦闘で精神も肉体も疲れ果てる月である。そこに6・25韓国戦争(朝鮮戦争北朝鮮の呼び方)に関連する政治行事で、いつもと同じく負荷される金銭と物の個人ノルマは増え、北朝鮮で組織生活をしている子どもから大人までの顔をより暗くした。
生の体でできる行事はいくらでも参加するが、持っていないお金と物の収集で町と家庭は大騒ぎだ。幹部たちは子どもまでノルマから除外されており、お金持ち(特に日本から仕送りがある帰国者)などは問題ないが、ほとんどの人々は大変で、中には泥棒して金品を工面する者もいた。先生たちも、クラスのノルマと自分の家庭のノルマで要求度を上げていた。集まった物品を逆販売している者、自分の家に持って行く者、生徒の泥棒行為をフォローする先生、手ぶらで学校に行けないとする子と親のいざこざ、その中には我が7人家族もいて今思い出しても涙が出る。当局の政治行事はまるで悪質借金取りと同じで、子どもの目からも涙をこぼさせる不幸の塊だった。
私はノルマを果たす努力をあんまりしない派に属し、身体でできる罰を受けた。一定期間、掃除当番と組織別思想闘争の舞台に上がることだった。
7名の班から始まって2000人集団思想闘争会まで、何回も舞台に上がって批判洗礼を受けていた。中には、5と0の数字が付く節目の年の政治行事で運が悪いと「見せしめ」になって「首領様と党のために栄光と思って命を捧げろ」と言う北朝鮮政治スローガンに従って消えていく人もいた。
7月に入り、少しの休みの後からは金日成の大業績である7月27日「7・27祖国解放戦争勝利記念日(北朝鮮での呼び方)」の政治行事に突入する。
冷房機器がない、そもそも電気がない北朝鮮の真夏下で栄養不足と疲労で倒れる人が続出した。北朝鮮で人がもっとも多く死ぬ月が7月と1・2月だった。
真夏の7月に亡くなった人はより非難を受けた。自分自身が大変だから、人の死に対する礼儀も果たせなかった。7月生まれの子も非難を受けていた。
彼の国でお互いのはかない運命を慰労する方法の一つであり、その非難に寂しさは感じるが悪意がないことは互いに理解していた。
今年はコロナの影響で集団行事ができないから、少しは楽な7月になるのではないかと思っていた。しかし、一貫して北朝鮮国内にはコロナ感染者がゼロだと国内外にアピールして政治行事を計画している北朝鮮当局である。そのずる賢い意図は3代にわたって1ミリも変わっていない、変わろうとしない金氏一族を見て、人間の悪行の歴史的な教訓として私のこの連載が少しは役に立って北朝鮮国民のような人生を送る人が出ないよう、私の北朝鮮生活を描き続けつもりである。
コロナ感染者がゼロだと言っていながら、国際機関にコロナ関連支援を要求している北朝鮮の理に反する行動と恥を知らないクズぶりも3代にわたり変わっていない。北朝鮮当局にとり、北朝鮮援助物資の中でもっとも外貨稼ぎがいいのは医薬品だ。
中朝国境地域で中国人たちは医薬品関連の北朝鮮人道支援ニュースがテレビで流れるとすぐ連絡が来て医療援助物資を全て買いたいと言ってきた。
北朝鮮国境向こうの中国人は、中国製医薬品を信用していなかった。韓国やドイツなどの国際人道支援物資の中で食料品と衣類などに関しては選んで注文してくるが、医薬品に関しては消毒ガーゼから全てを欲しがった。
中国側との商売で私たちはいつも不利な取引をされるが、医薬品に限ってはいい取引をしていた。北朝鮮はこれをよく知っていて栄養不足の子ども、妊婦、お年寄りなどを利用して国際人道支援を要求する卑劣な行為をしている。
そんな北朝鮮内部事情をよく知っていながら、モニタリング不可能な北朝鮮に対する人道支援は、北朝鮮国民に対する「人道支援」を装った人権侵害である。

2020-07-29 4面
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