建国70年を迎えた大韓民国が国存亡の危機に処している。韓国は30年前のソウルオリンピックの時より総体的不安と葛藤の中にいる。特に国家安保が30年前よりも脆弱だ。アジアで日本に次いで冬季オリンピックが開催するが、この平昌オリンピックが大韓民国を分裂させ、危機に陥れている。大韓民国は文明社会から孤立しつつある。
韓国は従北勢力によって、主敵の核武装が完成している状況で、憲法で任期が保障された大統領を不法に弾劾した。国会と政府機関の加勢で政権を奪取した「ロウソク民衆革命勢力」は、権力を掌握するや国家の免疫体系を組織的に破壊している。「積弊清算」を叫んだはずの左翼全体主義勢力は、国民を不法査察し、自由民主主義と自由市場経済体制の抹殺を進めている。
違憲弾劾クーデターで、大韓民国は常識と法治が崩れ、信じられないことが日常化している。文在寅政権は、北側の冬季オリンピック参加誘導を口実に、国際社会の対北制裁を無力化し、「連邦制」を決定的に進展させようとする。
文在寅政権は言論を弾圧、操作し偽りを広げている。国民を偽りと暴力で支配する。文在寅政権は金正恩と力を合わせて平昌オリンピックを大韓民国の国体変更の機会として利用している。韓米同盟を破壊し、憲法を社会主義に変えようとしている。
今、韓国社会が直面しているあらゆる葛藤の原因は、建国革命の理念を忘れたためだ。大韓民国の建国革命は半分の成功、未完の革命だ。李承晩建国大統領は65年前、停戦協定発効のとき、北韓同胞たちに約束した。われわれ大韓民国があなた方を必ず救うから諦めず、待ってほしい、と。北韓同胞たちはその約束を待っている。
建国70年の大韓民国を振り返ってみると、敵の執拗な大韓民国破壊がどれほど深刻な状況になったのかが見えてくる。大韓民国は歴史戦争で敗北している。大韓民国の貨幣には、この国の憲法的価値とアイデンティティとは無縁の封建王朝時代の人物ばかりだ。
左翼全体主義勢力は、中学・高校の歴史教科書から自由民主主義を消している。アイデンティティを失った警察と公安機関が堂々と市民を抑圧し、大韓民国の主敵の象徴物を保護するに至った。
99年前、東京で「2・8独立宣言」が発表された。だが今われわれは、彼らを先祖と呼ぶ資格がない。彼らは植民地の下で独立を追求した。われわれは今、封建王朝に戻った北韓より経済力が45倍で、さらに自由世界で最も強力な米国と日本を同盟と友邦として持っている。それでも北韓同胞を解放できずにいる。いや、解放の意志がない。
韓半島は73年間の分断終息のため戦争が避けられないかも知れない。戦争が不可避になれば、皆が戦わねばならない。われわれが独立国なら、戦争を恐れてはならない。自由民主主義の国体を守護しない公務員は大韓民国の公務員でない。文明を破壊する勢力と戦わないと野蛮の奴隷になる。偽りのリーダーシップは打倒せねばならない。
南北韓体制の70年戦争の決着が近づいた。65年前の停戦協定による「1953年体制」が北京と平壌の挑戦で既に崩れて始めた。平昌オリンピックの前日、北側は核武装完成を宣言する閲兵式を開催する。韓国内には建国直後のように共産勢力が跋扈している。どうせ今年は韓半島現状変更の決定的な年だ。
今、戦争を恐れる側は、金正恩や文在寅など左翼全体主義勢力だ。彼らは自分たちの権力維持のため戦争を避ける。中国共産党も同様だ。
国民は真のリーダーシップを求めている。68年前、祖国の戦争に642人の在日学徒義勇軍志願入隊し、135人が戦死した。北韓解放戦争のとき当時の覚悟を忘れないなら、われわれはこの正義の戦争で必ず勝利する。 |