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2016年04月27日 10:41
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瞻星臺=編集余話

 偉大な科学者には、少なからず間の抜けたというか、破天荒なエピソードが伝わっている。「天は二物を与えなかったのか」と、小欄のような凡人は彼らを身近な存在であるかのように捉えて安心しようとするが、一つの分野に際立った才能を見せる者は、ほかの分野には無頓着になってしまうということなのだろう▼では、この3人も、自分の研究以外には無頓着なのだろうか。93年生理医学受賞者のリチャード・ロバーツ博士(英国)、04年経済学受賞者のフィン・キドランド博士(ノルウェー)、化学賞受賞者のアーロン・チカノーバー博士(イスラエル)である。かれらは29日に訪朝し、5月6日まで金日成総合大学などで講演などを行う。「橋―平和の文化に向けた対話」がテーマだという▼訪朝を企画した人物は、3人が政治的な発言をすることはないと述べた。プロパガンダに使われることへの憂慮をあらかじめ抑えたかったのだろうか。だが、著名な学者が訪朝すること自体が北の体制宣伝につながる▼韓国でただ一人のノーベル賞受賞者も、その辺りは無頓着だった。功を焦ったのかもしれない。彼は訪朝の成果として平和賞を受賞したが、その後も北に利用され、平和とは程遠い混乱を招くに至ってしまった▼どうせ行くなら、3人には思う存分、専門分野について語ってもらいたい。経世済民の何たるか、医学の心得、化学の発展がいかに人の生活を変えてきたか…。結果として北の批判に聞こえるかもしれない。だがそこは無頓着でいい。

2016-04-27 1面
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