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2016年04月06日 09:55
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瞻星臺=編集余話

 3回目の在外選挙が終わった。2012年の総選挙と大統領選挙に続いての実施だ。投票箱には厳重な封印がなされ、韓国で13日の開票を待つ▼今回の選挙は、4年前の総選挙に比べて登録者数が多かった。以前登録をした人が再度登録せずともリストに載るようになったことや、インターネット登録が可能になったことが後押しした▼一方で「前回はお祭りのような雰囲気だったが、今回は違う」という言葉を、少なからぬ人たちから聞いた。2012年は、初めての投票という高揚感と慣れないことへの不安感が投票所に満ちていた▼投票結果は、東京の速報値を聞いただけではあるが、低調だったという。前回の総選挙では登録した人の半数以上が実際に投票したのに対し、今回は32・9%台前半だった▼課題も見えてきた。長い歴史を持つ在日韓国人は、どうしても代を重ねるごとに韓国語の識字率が落ちてくる。投票ブースには、政党名と記号(番号)が書いた紙が貼ってあるが、ハングル表記のものしかない。それが規則なのだが、不満の声もあった▼その中には、普段から韓国語の利用を呼び掛けている人がいたというから笑えない。「ハングルは世界一理解しやすい表音文字」ではなかったのか。新年度である。韓国語の勉強を始めるのにはちょうどいい▼小欄にも反省すべき点はある。投票が低調だった根底には、韓国政治への理解・関心不足がある。メディアとして、もう少し何かできなかったか。32・9%という数字が問いかけるものは重い。

2016-04-06 1面
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