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2012年07月31日 02:23
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天下の大勢を論じない韓国の‘政治商売人’ら
核の国際政治で韓国と韓国人は列の外に弾き出されている。

柳根一

中国はやはり‘非文明的強大国’だった。人を嫌疑事実も摘示せず逮捕、拘禁し、その被疑者でない被疑者をスタンガンで拷問し…、北韓人権活動家の金永煥に恣行した共産党中国の蛮行だった。
これを見ながら1940~50年代にあった黄禍論が根拠のない話ではなかったなという感じを消すことはできない。そうだ。共産党の中国は災殃だ。共産党1党独裁、国粋主義、対外覇権主義、そして軍事的超強大国を合わせた中国は、他国の古代史を自らの地方政権史に編入させ、隣国を相手に領土拡張を日常敢行し、国内の良心的反対者(conscientious objector)らと外国の人権運動家にまで顧問を行う怪物の正体を露にした。
そういう中国と国境を接している韓半島の南で北韓と対峙している韓国としては中国と良くするしかない立場ではある。経済的にも韓国はすでに中国という市場に深く足をとられている。中国が農産物と食資材を断つ場合、韓国人の食べ物はまたどうなるだろう? どじょう汁だって食べられるだろうか? それでわが政府当局が中国なら物が言えない理由が分かるような気がする。しかし、こうでは韓半島が東方のフィンランドに転落するのではないか?
中国に続き北韓が核武装をし、その後を日本が続く。われわれは、頭の上と両わき腹に敵対的な核を抱えたまま生きるようになるところだ。朝鮮を属国と看做してきた中原の‘天子国’、朝鮮を植民地にした日帝、大韓民国を抹殺しようとした6.25戦犯集団-この三が核の歯を剝き出し、核のない韓国を脅す時、われわれは果たしてどんな立場になるだろうか?
だが、韓国の政治家たちはこのような国家的な問題には関心もない。国民も同じだ。大統領になりたいという人々も粟のような些細でくだらないことばかりを言っている。それがどうして粟でくだらないのかというだろう。天下の大勢は論じないで井戸の中のことだけを扱うのが‘粟政治’でないと何か? このような政治は地方政権の指導層がやるべき下位政治、したがって独立国の指導層がやるべき政治でない。独立国の政治家は食べて生きる問題の各論を‘天下の大勢を見る大きな政治’の枠組みの中で扱わなければならない。
金永煥が受けた反文明的な蛮行はまさに“われわれに力がない”という天下大勢を端的に表わしたものだ。歴代の中原の‘天子国’が‘高麗幇子(韓国人に使う中国人の卑下)’を人間として対したことがあったのか? 日帝は‘朝鮮人’をどれほど虐待したのか? 彼らの心の奥にはこういうDNAが連綿と生きている。これが天下の大勢だ。われわれに力がないという天下の大勢。
それでは今日の天下の大勢は何か? まさに核の国際政治だ。核の国際政治で韓国と韓国人は列の外に弾き出されている。独立変数でない従属変数だ。これがわれわれが置かれている憔悴した天下の大勢だ。
政治の商売人は多いが天下の大勢を論じる本物の政治家はいない。こういう政治商売人たちだけがいる限り、われわれは‘一人前の独立国でない独立国’として残るだろう。外交部がその典型だ。
柳根一の耽美主義クラブ http://cafe.daum.net/aestheticismclub  2012.07.28 10:03

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記事: 洪熒 (hyungh@hanmail.net)  
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