李東馥
“北韓側の主張も問題だが、北側の主張をそのまま繰り返すわれわれの内部の従北勢力はもっと大きな問題”と言った李明博大統領の話に対して言いたいことがある。この大統領の話は“分かったら実践せよ”という先賢の言葉を想起させる。大統領が“われわれの内部の従北勢力がもっと大きな問題”という事実が分かったら、大統領の立場でなすべきことをやるべきであって“もっと大きな問題”と他人事のように口先だけで済ませることでない。
大韓民国を裏切って北韓独裁政権に追従する‘従北’政党である統合進歩党に対し大韓民国憲法第8条④項は、大統領に憲法裁判所に提訴して解散させることを明記して命令している。にも拘らず、就任宣誓で憲法守護を誓約した李明博大統領が“大きな問題”という口先だけでこれを糊塗しようとすればそれはまさに職務遺棄だ。
今回の李明博大統領の言葉は、狂牛病ろうそく示威に対してふと“朝つゆ”の話を持ち出した時を改めて聯想させる。慨嘆せざるを得ない。
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